夜景が一望できるガラス張りの院長室で年下の鬼畜新人ドクターに襲われる (ページ 5)

「“いじめたい”って思える人がいなかったんですよ。…橘さん、あなた以外は。」

「え?…っ!?」

それ以上の言葉を言えなかったのは、彼の唇が私の口を塞いでいたから。

グッと頭を後ろからつかまれ、身動きの取れない私を楽しむかのように、彼の舌が口の中に侵入してくる。

「ふっ!はぁっ!んんんっ!」

苦しさの中、相手の胸を力いっぱい押してみる。

けれど、いくら年下でも相手は男。

ビクともしない体に恐怖を感じ、視界が涙でぼやけ始めた。

ビクッ!

白衣のスカートをたくし上げられ、慌ててその手を止める。

その瞬間、唇を離され、代わりに首筋を強めに噛まれた。

「やぁ!」

「…痛くしたくないなら、逆らわないでくださいね。」

「っ!」

先程とは違う低い声に、血の気が引くのを感じる。

ガタガタと小刻みに震える私の体。

その反応を楽しむかのようにクスッと笑った後、彼はくるっと私の体を反転させた。

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