夜景が一望できるガラス張りの院長室で年下の鬼畜新人ドクターに襲われる (ページ 2)

作業をする真上の電気しかつけてなかったせいで、薄暗い場所に立つその人の顔までハッキリとは見えない。

「ど、どなたですか?」

恐る恐る声をかけてみる。

すると、急に真上の明かりが消え、一瞬にして暗闇に包まれた。

「なっ!?」

電気のスイッチは、入り口のすぐ真横。

そこにしかない。

という事は、あの人が電気を…?

「あ、あの…」

間違って押してしまったのだとばかり思っていた私は、一向に電気がつかない事に不安を感じ始めた。

「っ?!」

途端、夜景の光で見えるシルエットが動き出し、私のいる方へとゆっくり歩み寄る。

耐えられず後ろへ下がると、ガラスの壁に背中が当たった。

「あなたは…。」

「っ?!」

聞きなれない声。

机の前まで来たその男性の顔が、夜景の光で照らされた。

…だ、誰?

私の視線は、顔から胸元に移動した。

「…え?」

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