副業ではじめたのはアロママッサージのアルバイト。常連のイケメンおじさんといい感じになっちゃって……? (ページ 3)

「こんな個室で男をからかうもんじゃない!」

 ひそめられた眉間。顔を赤くして、少し息が荒い。

 それは、いつも紳士的で穏やかな、私が知っている渋谷さんの表情じゃない。

「ごめんなさい……でも、渋谷さんがかわいくて……」

 口では謝りつつも、私は内心ぜんぜん反省していなかった。

 何かを我慢しているような、渋谷さんの、もっと他の顔が知りたくて……。

 私は手首を掴んだままの渋谷さんに身を寄せる。

「ちょっ、芽衣子さん人の話を聞いていましたか? 客とはいえこんな無防備に……!」

「……渋谷さん限定ですもん。渋谷さん……私、もっと渋谷さんのいろんな表情が見たいです……ダメですか?」

 誘いつつも、もう私の心臓は破裂しそうな程早くて。

 でも、この部屋の温度から感じる。

 多分、渋谷さんも同じことを考えている……。

 視線がぶつかる。そして

「……ん」

 私達は、どちらからともなく、唇を重ねた。

「んっ……ふ……あぁ……」

 ――くっちゅくちゅ、ちゅ

 舌を絡ませる度、身体の奥から熱いものが零れる。

 ただひたすら気持ちよくて、貪りたくなる感覚に、頭も身体もついていかない。

 今はとにかく、渋谷さんが欲しい。

 私は渋谷さんの上に跨ると、スラックスの上から主張するそれを柔く掴んだ。

「芽衣子、さんっ……!」

 渋谷さんの頬がさらに火照る。潤んだその眼が愛おしくて、瞼にキスをした。

 両手でやさしく包み、上に上にと擦り、てっぺんからは指で広げる動作を繰り返す。

「渋谷さん、きもちいい?」

 渋谷さんは悔しそうな表情を浮かべ、頷いた。

「えへへ……よかった」

 私はスラックスをくつろげ、身体についているものとは思えないくらい、熱く、硬直したそれに触れた。

 裏スジをつーっと、ゆっくり撫でたあとに、幹に浮き出た血管を爪でひっかく。

 亀頭から滲むそれを使ってくちゅくちゅと上下する動きを早めた。

「くっ……! 芽衣子さん、ずるいですよ! 自分ばっかり!」

「きゃっ!」

 渋谷さんは私の手を取ると、あっと言う間に制服を脱がせる。

 既にとろとろになっている私のアソコに、自身を擦りつけた。

「ああっ!」

 ぱんぱんに膨れた亀頭がぐりぐりと私のクリを潰す。

 つんと固くなったクリはぬるぬると亀頭に転がされるたびに奥が切なくきゅんっとした。

 ――くちゅっ! ぬちゅっ……

 このままクリの先端だけ、こりこりといじめられ続けたら、おかしくなりそう……。

「渋谷さん……私、もう、奥に渋谷さんのが欲しいです……」

 恥ずかしさなんて知らない。

 ただただ気持ちよくなりたくて、私は自分で渋谷さんのを入れようとしたけれど。

「え、やぁああ!」

 がしっと私の腰を掴んだ渋谷さんが私をベッドに押し倒した。

「だから、さっきからずるいんですよ。芽衣子さんは……僕にも芽衣子さんを気持ちよくさせてくださいね」

 にぃっと。

渋谷さんはサディスティックに微笑む。

 その男らしい表情に背筋がぞくぞくとしたのもつかの間。渋谷さんは私の乳頭をきつく吸った。

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