夫に官能小説を書いていることがバレて妄想を具現化される夜 (ページ 2)

「や、あの…まだ、その、ね…晩御飯の準備、途中だから…」

そうやって口ではだめだめと言ってはいるものの、実際は太ももを撫で回す手に先の事を期待してしまっている。

そしてそれは彼も気が付いている事のようで、「はいはい」と軽く流された。

「それじゃあ次は…これにしようかな」

再び画面が切り替わり、次は何…と内容を確認しようとしたが、

「ひゃっ!」

項に軽く噛み付かれ思わず声を上げてしまう。

甘い痛みに身体を震わせると舌先でちろちろと舐められて、本当にわたしの書いた話の通りに行動する彼に戦慄いた。

空いた手では服の上から胸を揉みしだかれ、だんだんと息が上がってくる。

けれど自分が書いた話と同じ様な目に遭ってしまうだなんて、考えもしなかった。

これ以上の辱めはない、そう思っていたのに、

「次は、そうだな…ここから読んでください」

「よ…!?」

「朗読、ですよ」

わたしの項を弄びながらディスプレイを指差し彼はそんな事を宣った。

口調は優しいのに、機械越しに見える瞳は獰猛な色を孕んでいる。

「やっ…出来ない…っ」

「どうして?」

「どう、してって…」

そんな恥ずかしい事出来る訳がないと唇を噛み締め俯けば、彼の方を振り向かされて優しく啄むように口付けられた。

「ね、ほら頑張って?そうしたら」

もっと気持ち良い事してあげますよ

そんな風に耳元で囁かれてしまっては、もうわたしに拒否権はなかった。

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