彼には彼女がいる。分かっていた、だけど…抑え切ることなんてできなくて… (ページ 4)

「理美、次は俺の」

そう言ってベットの脇に立った渉の体と渉そのものは明け方の薄明かりで筋肉がいやらしく影を作っている。

言われなくても舐めたかった。

固い棒の裏筋を根元から舐めて口に入れる。

吸い付くようにして上下していると

「…っ…くっ…」

堪えきれなくて漏れた声が嬉しくて、棒の下の2つのものを愛撫すると

「…っ…ばかっ…イッちまうよ」

渉はわたしをベットに上げると脚の間に入って自分のものを女芯にあて、濡れた回りをなぞっている。

もう我慢できなくてヒクついているのが自分でもわかる。

「ぁぁ…っん…ゃだ…はやく…」

「もう欲しがってパクパクしてるぜ」

そう言うとわたしの腰をつかんでゆっくりと入ってきた。

「ぁぁん…」

「っく…はぁ…絞まるわ…」

渉は深呼吸すると気持ちいい所を擦るように深くピストンした。

「ぁぁ…イッちゃうっ…」

「簡単にはイカせねぇよ?」

渉は入れたままわたしの体を持ち上げてバックから突いた。

深く入れてギリギリまで抜く。

もうイキたいわたしは

「ぃや…ぁ…ん…もっと…もっとぉ」

そう言ってお尻を突きだした。

二人の愛液の音と腰を打ち付ける音が同じになった時

「ぁぁ…イキそぅ…渉の…ぁぁ…顔見てイキたい…」

「りょーかい」

渉はあぐらをかいてその上にあたしを招いた。

自分から腰を下ろして渉のものを入れる。

「ぁぁ…ん」

子宮まで当たるような深さにのけ反ると、渉は背中を支えながら乳房をいやらしく舐めた。

また違う気持ちよさと自分から入れたといういやらしさから勝手に腰が動く。

もっと奥まで入るように。

「っ…くっそんな…はぁ…やらしい動きすんなって」

不意に渉が体を起こしてわたしを下にする。

「もうイクわ」

「…わたしも…」

もうお互いの形になったものがぴったりと深いところまで合わさる。

「ぁぁっ…渉っ…」

渉はわたしの肩をつかんでより深く入れてくる。

渉が苦しそうに喘いでピストンが激しくなった時、わたしの絶頂と共に渉そのものから鼓動と一緒に溢れてくるものを感じた。

渉が果てた後、わたしはしばらくその余韻を感じていた。

もう外は明るくなっていた。

「じゃぁ、また明日な」

そう言っていつものように笑ってくれたのが救いだった。

もうアスファルトは乾き始めていた。

-FIN-

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