「双海、くん、ダメッ…」
闇に慣れてきた目でもう一度双海君を見るが、見たことのない表情がそこにあった。
妖艶な、と言えるとてもセクシーな目つき。
ばちりと目が合って、双海君が微笑む。
「気持ちいい?」
「えっ…」
グイ、と両手で胸を掴まれ、腰を突き上げられた。
「きゃあ!」
「すごい濡れてる」
双海君は体重をかけて私の上にかぶさり、腰を使い始める。
胸がくるしく、腰が揺れて、私は腕に力が入らない。
ぴちゃぴちゃと湿った音が室内に響く。
「まって、お願い、双海君…いやぁ…」
私は双海君が見知らぬ誰かになってしまったように感じていた。
それくらい今までにない、激しくて強引な動きだった。
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