日曜日のゼミ室、担当教授がご褒美をくれる。ジーンズ越しにいやらしく触れてきて…… (ページ 3)

「ここ、好き?」

 視線をあげて訊いてみても、返事はなかったけれど。

 彼の表情をうかがえば、わかる。

 ふうん、男の人でも、やっぱりここは感じるんだ。

 きれいに筋肉のついた胸、引き締まったウエストを、手のひらですべるように、くすぐるように、撫でる。

 なんか、楽しい。いつもは、こんなふうに彼の体を隅々までまさぐる余裕なんかないから。

 ちらっと彼の顔を見上げると、やっぱり気持ちよさそう。

 それから、一枚だけ身に着けていた下着を、ゆっくりと脱がせてあげる。

 じれったそうにもじもじするのが、なんか、すごく可愛い。

 あらわになった彼のものは、もうかなり元気になってた。

 そっと手を添えると、あたしの手の中でびく、びくって、小さくふるえる。まるで、小動物みたい。

 それに、思いきって唇を押し当てる。

 湿った先端に、ちゅ、ちゅ、と小さく音をたてて、ついばむようなキスを繰り返す。

 それから、とがらせた舌先で形をなぞる。上から下へ、下から上へ。くすぐるみたいに、舐め上げていく。

「うっ……。百花――!」

 彼が、低く押し殺すような声で、あたしを呼んだ。

 少し掠れて上擦って、気持ちよさそう。

 その声を聴いただけで、あたしも、すごくうれしくなっちゃった。

 あたしの手で、キスで、感じてくれてるんだ。

 もっともっと気持ちよくなってもらいたい。彼のために、なんだってしてあげたい。

 体も心もみんな、気持ちよさだけでいっぱいにして、嫌なことなんか、全部忘れさせてあげたいの。

 彼を愛撫しているだけで、淳史からは指一本触れられていないのに、あそこが濡れ始めてるのが、わかる。

 ほぼ完全に勃ちあがった彼の先端に、ちゅっと吸い付く。少し苦くてしょっぱい、彼の味がする。

 できるだけ大きく口を開けても、もう、全部を含むのは無理。口の中に入りきらない部分は、両手でそっと擦ってあげる。

 さらにその下の、柔らかいふくらみも、転がすように撫でたり、揉んだり。

「う、くぅっ!」

 思わずこぼれる彼の声も、どんどん切羽詰まってくる。

「も、もういい。もういいから、百花!」

 このままイカせてあげてもいいって、思ってたけど。

「いれたい。お前の中で、いかせてくれよ」

 そうね。あたしも、淳史が欲しいよ。

 あたしは彼のものから顔をあげた。

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