こっそり太ももM字開脚ベルトを買っていた彼。そして愛液を滴らせ昂ぶりを隠せない私

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こっそり太ももM字開脚ベルトを買っていた彼。そして愛液を滴らせ昂ぶりを隠せない私 (ページ 1)

勇紀と千晶が付き合い始めて一年が過ぎたころ、勇紀が転勤になりあっという間に半年が過ぎた。車で二時間の距離とはいえ、お互いの仕事のサイクルも違えば用事が入ったりもするので、一か月に一度会えるか会えないかが最近のデート頻度だ。

 もともと、習い事に通ったり、登山に行ったりする勇紀と、読書ぐらいしか趣味のない千晶という正反対な二人だが、他愛もないことで笑い合い、大きな喧嘩もなく良好な関係を保っている。

 千晶は性に貪欲ではないが、勇紀のセックスは毎回千晶を満たし幸福感で包んでくれていた。

 ところが、千晶を抱く最近の勇紀は、以前よりも荒々しいような気がする。

 それは、決して強引なのではない。毎回、絶頂のぎりぎりまで焦らされ、手首を掴み、わざと鏡の前で腰を動かす勇紀の表情が、色気に満ちて千晶をたまらなくさせるのだ。

「会いたかったよ」

「やっぱり癒されるな」

「しょっちゅう会えないから、会ったときは千晶を気持ちよくしたいんだ」

 勇紀は必ず言葉で千晶を包み込む。そんな言葉と千晶を見つめる視線だけで、ぞわっと子宮が疼いていることは、きっとお見通しなのだろう。

 スタイルがいいわけでもなく、自分に自信があるわけでもない千晶にとって、セックスは快感を得ることよりも、愛情を肌で感じることの方が重要だ。

 だから何度肌を重ね合っても、恥ずかしさは拭いきれない。自分がイクよりも勇紀が気持ちよくフィニッシュしてほしいと思うのに、簡単に絶頂に達する自分が卑猥だと思う。

 そんな千晶の羞恥心を、勇紀は上手く操る天才なのだ。

*****

 一か月ぶりのデートに久しぶりのラブホテル。貝殻の形をしたベッドを見て、子供のように二人ではしゃぐ。

「シャワー浴びようよ」

「いいから、ちょっとだけこっち来て」

 ぎゅっときつく抱きしめ合うと、どちらかともなく唇を求め合う。勇紀の唇は柔らかく温かい。それだけで全身の力が抜け落ち、このまま時間が止まればいいのにと思うほど心地良い。

「うっ…」

 千晶が思わず声を漏らすと、その隙間から勇紀の舌がねじ込まれる。ちゅぱちゅぱと響く大人の協和音は、ラブホテルの空間にぴったりだ。

 勇紀の手がシャツの中に滑り込み、千晶の素肌を撫で始めた。

「勇紀くん、待って、シャワー浴びなきゃ」

 ブラジャーのホックを簡単に外され、何も言わずに勇紀は乳房を揉みながら、首筋から脇腹へと唇を移動させる。

「あぁん」

 一枚ずつ体から剝がされていくたびに愛液が溢れだし、それを隠そうと背中に手を回して勇紀に抱きつき密着度を高める。

 早くペニスで奥まで突き上げて欲しい!

 そんなことを思うのに恥ずかしさが勝つ千晶の性格を、勇紀は決して咎めることもなくただ昂らせてくれるのだ。そんな勇紀だから、千晶がノーということはない。

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