偶然再会した先輩にお願いしてみた痴漢ごっこ。妄想が現実に変わる快感に溺れる私 (ページ 3)
「つまり、そのままシートでやるってこと?」
「いえ、そこまでは望みませんけど」
「俺が爆発したらどうすんの?」
「そのときはそのときです」
拓馬はこの食事のあと、二人で愛し合うと思っていたに違いない。まさかの展開に少し驚いているようにも見えるが、決してノーとは言わない。
朱里は興奮を隠せそうになかった。
「先輩の帰りの時間に合わせますから」
「うーん、なんか変な感じだけどな」
「詳細決まったら明後日までに連絡してください」
「え、今日はもう帰るの?」
「はい、明日も早いので」
朱里はまるで上司に確認するかのような、さっぱりしたやり取りに満足していた。長年忘れられなかったあの光景を、体感できるかもしれないのだ。
その夜、オナニーしたい衝動が沸き上がったが、朱里は帰りの痴漢ごっこのためにぐっとこらえた。
翌日、約束通り届いた拓馬からのメッセージは、長文で卑猥だった。どうやら拓馬も興奮し始めているようだ。
*****
二人は帰りの新幹線を自由席にし、わざわざ各駅停車する便に乗った。案の定、ガラガラの車内で二人の世界は簡単に作ることができる。拓馬のアイデアだ。
朱里を窓側に座らせ、拓馬が通路側に座る。ジャケットをさりげなく二人の間に置き深めに座ると、拓馬が朱里に確認した。
「朱里ちゃん、もう濡れてるでしょ。顔が発情してるよ」
「そんなこと言わないでください」
「スカートもなんか短くない?ドレスコードひっかからないの?」
「気のせいだと思います」
朱里の口調はなぜか弱気で、拓馬がそこにすかさず責め込む。テーブルをセットし、少しでも完璧な防御を作ると、そっと左手を朱里のスカートの上に乗せた。
それが合図だったのか、拓馬の指先が膝まで這いまわり、少しずつスカートが上へ上へとずり上げられる。
朱里はゆっくり目を閉じた。二日間この瞬間のために自分で慰めることを我慢したのだ。拓馬の顔をみた瞬間から、体は火照り疼いている。
拓馬の手は朱里のスカートをぐっとめくりあげ、ジャケットの下で膝と太ももをパンスト上から優しく撫で続けた。
絶対に他人に見られてはいけないスリルが、拓馬の指先のフェザータッチのエロさを倍増する。
すーっと滑る左手は、鼠径部ぎりぎりまで登ったかと思うとまた下へと進み、朱里を恐ろしく焦らしていた。
「もうちょっと脚を開いてくれない?あ、ごめん。痴漢は喋りかけちゃダメだよね」
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