SMクラブのM嬢の私は、かつて下僕だった男に虐められ極限までイかされる
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SMクラブのM嬢の私は、かつて下僕だった男に虐められ極限までイかされる (ページ 1)
コートの下に、黒のエナメルのビスチェとミニスカートという出で立ちで、指定されたビジネスホテルに向かっている。
「紫音ちゃん、怖いことされたら呼んで。すぐに行くから」
車がホテルのエントランスに横付けされる。
ドアを開け、車を降りようとすると、ドライバーにキスされ、網タイツに包まれた太腿を撫でられる。
一度寝たぐらいで、馴れ馴れしくしないでほしい。
数か月前まで、お嬢と呼ばれ何不自由ない生活を送っていた私は、父が遺した多額の借金を返済するために大学の卒業をあきらめて中退し、SMクラブでM嬢として働いている。
父は、会社から出てくるときに、ナイフを持った男に刺されて死んだ。
警察には場当たり的な犯行として処理されたけれど、父の側近たちからは、仕事がらみで父に恨みを持った組織からの刺客だと知らされていた。
だからといって、どうすることもできない。
上手くいっていると思っていた父の会社には多額の借金があり、母だと思っていた女は父の愛人で、父の死とともに行方をくらませた。
SMクラブは風俗の中では高収入なほうだったし、女王様になってみたいという願望もあった。
でも入店してみたら、新人はM嬢からスタートしなければならなくて、女王様に研修をしてもらって、勤務を始めた。
ドライバーは強面で屈強な男で、ボディガードも兼ねている。
父が生きていたころは、私にもボディガードがつけられていた。
カイという名前で、私がまだ子供の頃、父に拾われてきた青年だった。
父はほとんど家に帰ってこないし、母も夜の仕事をしていたので、カイがうちに来たときはお兄さんができたみたいですごく嬉しかった。
怖い夢を見て眠れないときは、カイに腕枕をしてもらうと安心して眠れた。
カイは、数年で私の家からは出て行ってしまったけれど、それからも父の指示で、私のボディガードをしていた。
自分の立場をいいことに、カイにはずいぶん意地悪をした。
私はカイのことが大好きで、抱いてほしかったのに社長の大切なお嬢に手は出せないと、何度誘惑しても相手にされなかったからだ。
カイの車で送ってもらって男とデートに行き、カイに見せつけるようにいちゃついたり、飲みすぎて、よく知らない男にお持ち帰りされそうになったところを助けてもらったのに、邪魔をしたと言ってカイを責めた。
そんなひどい扱いをされていたにもかかわらず、カイはいつも優しかった。
父が死んで、カイが私の元から去ってしまったことが淋しくて、ただカイと同じボディガードであるというだけで、カイには似ても似つかない店のドライバーを私から誘った。
父の会社の残務整理が終わって以来、カイとは連絡がつかない。
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