女性用風俗に行こうか悩んでいたら、開いていた予約画面を幼馴染に見られてしまって…
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女性用風俗に行こうか悩んでいたら、開いていた予約画面を幼馴染に見られてしまって… (ページ 1)
「…え?」
「あっ、と」
慌ててスマホを奪い返す。けど、今の反応からして絶対見られた。どうしよう。
「…な、んだよ…それ」
「べっ別に。ただ見てただけだし」
やばいやばいやばい。
完全に画面見られた。
「…利用すんの?」
「はぁ!?」
明らかに見られていたことに絶望的な気持ちになる。
「高い金払って知りもしない男に体見せれんの?」
「…えっ!?いや、だからページ見てただけって」
「予約フォームの日付まで記入しといて?しかも今日の夜って」
小刻みに震えた遥斗は相当怒っているみたいで。
意外とこういうの潔癖なのかな、とぼんやり現実逃避しながら思う。
「じゃあさ…今から俺の部屋行こうよ」
「え?…ちょっ、と!!」
手首を引かれるままに、よろけつつも遥斗の家へと誘導される。
彼の部屋に入って、背後で扉が閉まる音を聞きつつ、さすがにやばいのではと焦っていた。
*****
「なんでああいう店行こうとしたの?」
「いや…勉強というか、大学生でまるっきりそういう経験ないって良くないのかな、って」
はぁぁあ…と盛大なため息が聞こえる。
「もっと自分を大事にしろよ、頼むから」
そのあまりにも真面目な表情に思わずドキリとする。
そっと抱き締められて、何だか無性に泣きたいような気分になった。
そうか、私は…焦って自分自身をぞんざいに扱おうとしていたのかもしれない。
「ごめん…なんか、焦っちゃってたのかも」
「うん。でも、先に気付けて良かった…俺さ、ずっとずっと莉央が好きだったわけ。だから」
「うん…って、え!?」
あまりにもいきなりな告白に思わず仰け反った。
「今まで好きすぎて言えなかったんだけど…でも莉央がこんなに危なっかしい行動に出るなら、もう黙ってられないなって」
「遥斗…」
「莉央の事ずっと好きだった…だから、付き合ってほしい。俺じゃダメ…?」
あまりの急展開に心がついていかない。
けれど、彼の瞳には確かな熱量が灯っていて、思わずぶわっとその熱が移ったような感覚。
耳元まで熱くなるのが分かった。
「あの、ちょっといい?」
たまらなくなって、一言断ってから思い切り抱き付いた。
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