失恋で号泣していたら、いつも紳士なイケメンバーテンダーにいきなりキスされて… (ページ 2)

「え、賢一さんって28歳なんですか!?」

「ふふふ、これでも千秋さんと3つしか変わらないんですよ」

年齢が意外にも近いことに驚いたけど、そのおかげなのか会話は途切れることがなかった。

私は楽しくなってきてお酒を次々と飲み干した。

「千秋さん、お酒はそれくらいにしておきましょう。帰れなくなっちゃいますよ」

お酒をたくさん飲んではしゃぎだした私を彼は心配そうに見つめる。

「え~、だーいじょうぶですよ~!1人でちゃんと帰れますー!!」

「ダメですよ。1人でなんて危ないので送ります」

「平気ですって!誰もこんな女相手にしませんってぇ~」

「それ、本気で言ってるんですか?」

「だってそうでしょ~!こんな…こんな、浮気されるような…女…」

無意識に出た言葉。自分で言いながら虚しくなって、私はまた泣きそうになってしまった。

涙が流れないようにとっさに上を向くと、賢一さんが静かに立ち上がった。

「…キスしてもいいですか?」

「へっ?…んん…っ!」

私の言葉を待たずに賢一さんはそっと口づけを落とした。

「えっ、え…賢一さん…!?」

「失礼しました。お答えを聞く前にしてしまって」

一瞬の出来事に頭が追いつかない。目を泳がせる私を見ながら、賢一さんは優しく頬に手を添えてきた。

「千秋さん、自分のことを貶めないでください。あなたはとても魅力的な女性ですから」

彼がまっすぐ私の目を見つめてきたので、お酒も相まって顔が真っ赤になる。

「そんな、お世辞なんかいいですから…」

「まだそんなこと言うんですね…じゃあ、もう一度してもいいですか?」

彼の真剣な眼差しに何も考えられなくなり、私は無言でうなずいた。

「ん…あ、ふぅ…」

賢一さんは私の唇を食べるように包み込んだ。

何度か短いキスが繰り返され、ゆっくりと舌が入ってきた。

「んあ…ッあ、は…んんっ」

店内で流れているおしゃれな音楽の中に、2人の舌が絡み合う音が混じる。

「声もかわいいですね…もっと聞かせてもらえませんか」

耳元で賢一さんの低い声が心地よく響き、私はそれだけでとろけそうになってしまった。

「あ…う、は、はい…」

さらっとかわいいと言われて嬉しくないわけがない。

「ありがとうございます。本当はずっと…嫉妬していたんです」

彼は私の耳に軽く噛みつき、甘い痛みと言葉に体がびくっと反応する。

耳たぶから上の方へなぞるように舐められて思わず嬌声が漏れた。

「あっ!や、んん…んあああ…ッ!」

「へえ。耳、感じるんですね」

執拗に感じる部分を責められ、耳元で直に水音が響きぞくぞくと快感が押し寄せる。

彼は私の胸元に手を伸ばし、服の上から乳房の感触を楽しむように触れてきた。

「んんんっ、ああ…ん、や…賢一さん…ッ」

「千秋さん…好きです…」

再びお互いの舌を絡ませ合う激しいキスをしながら、彼はゆっくりと私のYシャツのボタンを外していった。

あっという間にブラジャーのホックも取られて、乳房があらわになる。

私は恥ずかしくなり、両手でとっさに隠そうとした。

「ちゃんと見せてください。隅々まで…」

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