元同級生と偶然再会した私。お酒を一緒に飲むうち、盛り上がって…。気づいたら公園であんなことを!?
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
元同級生と偶然再会した私。お酒を一緒に飲むうち、盛り上がって…。気づいたら公園であんなことを!? (ページ 1)
「陽樹!?久しぶりじゃない!元気してた?」
「菜央…!?」
ある日、私は大学時代の友人、陽樹と偶然の再会を果たした。
一人でバーに入ってお酒を楽しんでいたら、隣に座ったのが彼。
嬉しくて嬉しくて、お酒の力もあって私は彼とひたすらお喋りを楽しんだ。
「ぷは~!も~聞いてよ!彼氏と別れたんだけど、その理由が酷いの!君って思ったより面白くないねって!」
「え?何だよそれ」
「ほんと酷いでしょ!?それだけで振るとか意味わかんない!」
「ふ~ん。そんな奴別れて正解じゃないか?菜央にはもっといい奴がいるだろ」
「さっすが陽樹!わかってる~!」
陽樹はすっごく優しくてイケメン。
学生の頃は、こんな風に二人きりで飲みに行ったことも何度かある。
どうして恋愛関係に発展しなかったんだろうって不思議だけど、まああの当時はお互い別に付き合ってる人がいたから、タイミングが悪かったのかな。
それから数時間後…。
私はすっかりできあがっていた。
「あはは~、うふふ~、あ~楽しいな~」
「菜央、飲みすぎ」
「だって楽しいんだも~ん。陽樹は酔ってないの~?」
「菜央より酒に強いからね。あの程度の量じゃここまで酔えないよ。取りあえず…そこでちょっと休憩する?」
「うん、するする~」
公園のベンチに座って、陽樹に手渡された水をぐいっと喉に流し込んだ。
「ねえ、陽樹は今何してるの?今も絵を描いてる?」
「ああ、まあね。絵を描いてなんとか生活してる」
「ふふ、さすがね。同じ芸術大学なのに、どうしてこんなに差がついちゃったのかしら」
陽樹は昔から優秀だった。
私も画家志望だったけど、結局ものにはならず、美術とは全然関係ない会社に入って働いている。
「ねえ、覚えてる?昔描いてくれたよね、私のヌード」
「…覚えてる」
「あれはドキドキしたな~。しかもできあがったデッサン、実物よりずっとよくて!」
なんでそんなことになったのかはわからない。
授業の話で盛り上がったのは覚えてるけど、もしかしたらお酒でも飲んでたのかもしれない。
陽樹の前で全裸になって、じっと見つめられて…。
あの特別な時間は、今でもずっと忘れられない。
「…実物の方がよかった」
「え?」
「俺は描ききれなかった。菜央はもっと綺麗だった」
「そ、そうかな?」
そんなこと改めて言われるとすごく恥ずかしい。
めちゃくちゃ嬉しいけど…。
動揺していると、陽樹の顔が近づいた。
「菜央は…今でも、すごく綺麗だ」
そのまま唇にキスをされた。
コメント (0)