セクハラ患者から助けてくれた外科医にお礼をしにいったら…当直室で結ばれる恋 (ページ 8)
でも、それを望んだのは私だ。
「昌也…さん」
「『さん』はいらないかな」
「さすがに呼び捨ては無理です」
そう答えれば、先生は「しょうがないなあ」と言って笑った。
「ただし、恵の可愛い声、いっぱい聞かせてね」
今度は「無理です」とも言えず、ただ頷くしかなかった。
互いに一枚一枚脱いでいくにつれて、もう後戻りは出来ないのだという思いが強くなる。
いつ人が来るとも分からない。
病棟からの呼び出しがあるとも限らない。
でも、だからこそ今、先生が欲しいと思った。
「やっ、そんな」
「ん?」
「先生…おっぱい、ばっかり」
「名前」
「……昌也さん、おっぱいばっかり、いじらないで」
暗闇に慣れてきた中で、胸に顔を埋める先生を見つめる。
舌や手の動きに翻弄されるばかりだ。
「だって、嬉しくてしょうがないよ。どんなに服の上から触れる奴がいても、恵のおっぱいを今こうしてるのは、俺だけだって思うと」
「昌也さん、ひょっとして」
「ん?」
「患者さんにヤキモチ?」
「そうだよ」と言ってにんまりと笑った先生が、今度は見せつけるように乳首に舌を這わせた。
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