セクハラ患者から助けてくれた外科医にお礼をしにいったら…当直室で結ばれる恋 (ページ 11)
「もう、いっちゃう…」
「いいよ。そのまま」
「やだあ…昌也さん、と、一緒がいいっ…」
握っていた先生の手に両手で縋る。
すると、一番感じるところを擦っていた指の動きが止まった。
指が引き抜かれて、アソコが寂しいと言いたそうに、きゅってする。
でも、直後に固くなったモノが宛がわれて、やがてその場所がいっぱいに満たされた。
「はっ、はあ…」
「大丈夫?」
腰を掴んでいた手が優しく頭を撫でてくれる。
何度も頷いた。
「手、繋ごう」
「はい」
再び先生の大きな手に包まれる。
今度は両方とも、指を絡ませて。
それがシーツの上に縫い付けられたのが合図だった。
ベッドがきしむ音、自分の声、先生の熱のこもった吐息も
上から押さえ込むようにして抱き締められて、「おっぱい当たってきもちい」って囁かれたことも
「大好き」って言ったら、「愛してる」って返してくれた声も
あの夜のことを、私はきっと、一生忘れない。
コメント (0)