お泊りデートは特別だから。大胆になれちゃうあまあまな夜 (ページ 2)
桃はシャワーを浴びながら今日1日を振り返る。
(今日楽しかったなぁ…。ていうか、さっき慶太あんなこと言ってたけど…期待していいのかな)
桃はこの後の事を少し期待しながら浴室から出て着替える。
今日の為に新しく買った下着を着けて寝間着に着替えた。
「慶太ー、あがったよ……寝てるじゃん」
桃が慶太を呼びに行くと慶太はベッドの上でスースーと寝息を立てながら気持ち良さそうに眠っていた。
(今日は疲れたもんね。)
桃は慶太の頭を撫でながら、微笑んでいた。
だが、風呂に入らないといけないので申し訳ないが起こすしかない。
「慶太ー、起きて。お風呂あがったよ?次入って?」
「ん…わかった。」
目を擦りながら慶太は体を起こし、キャリーバッグをごそごそして、着替えを取り出し風呂へ向かった。
桃はドライヤーで髪を乾かしたりテレビの電源を入れてぼーっと眺めたりしながら慶太が風呂からあがるのを待つ。
「あがったー。暑いー。」
タオルで拭いただけのまだ濡れている無造作な髪の毛、タンクトップにスウェットのズボンで、慶太は赤く火照った様子で風呂からあがってきた。
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