夜景が一望できるガラス張りの院長室で年下の鬼畜新人ドクターに襲われる (ページ 10)

「そ、そんなっ?!」

慌てて後ろを振り向くと、噛みつくようなキスで言葉を遮られた。

「…だから、早く。名前を呼んでくれたら、解放してあげます。」

「っ?!ほ、本当に?」

「えぇ。」

ゆっくりと出し入れをし始めた彼に、私の体がピクッと反応する。

「…純……君。」

消え入るような声。

それでも確かに名前を言った。

「…い、言いました。なので早く離してくだ…っ!」

「そんなんじゃ、聞こえませんよ。」

突然、力強くねじ込まれ、再び最奥を刺激する。

「なっ!?あっっ!」

「っ、もう一度言ってください。」

先程よりも激しく打ち付けられ、胸が上下に揺れる。

「純っ!あっ!あぁ!」

「まだっ…もう一度っ!」

両手を引かれながら、揺さぶられる体。

ギリギリで止められた絶頂がすぐに迫り、私の体が大きく仰け反った。

「も、だめっ!純っっ!あぁああっ!」

「っく!!」

絶頂と共に感じた、最奥への熱。

何度も脈打つそれが抜かれる頃には、逃げ出す力さえ残っておらず、私はその場に崩れ落ちた。

「最高でしたよ、橘さん…。」

汗で顔に張り付く髪を、彼の手がどける。

ぼんやりとする意識の中、目の前の彼が意地悪く笑った。

「また、名前で呼んでくださいね。」

-FIN-

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