「『姉さん』になるなんて。絶対嫌だ」婚約者の弟に強引に迫られて断りきれずに… (ページ 3)
空くんは、シャツの中に手を突っ込み、そっと乳房に触れた。
最初遠慮がちだった手の動きは、そのうち遠慮を忘れたかのように激しく這いまわり、私の身体ははしたなくも敏感に反応してしまう。
尖った乳首をつまみながら、空くんがようやく唇を離す。
「こんなこと、兄貴に知られたくないでしょ?」
とても無邪気に、酷いことを言う。
「だから、一回だけ、俺のものになってよ。絵里さん」
「ダメだよ、空くん」
そうは言ったけれど、抱き上げられてベッドに乗せられるのを拒めなかった。
キスも愛撫もあまりにも上手くて、私の理性はどろどろに蕩けてしまっていたのだ。
「そう?絵里さんのカラダは求めているように見えるけど?」
言うと、躊躇いもなくスカートの中に手を入れ、蜜に塗れた秘所へと指を二本も突っ込んだ。
くちゅ、くちゅ、と、淫らな音が耳を犯す。
「やぁ――だっ」
「どうして?兄貴はこんなことしないから?」
意地悪な質問だ。
確かに、陸のセックスはただただ優しい。
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