過去の恋に傷ついた私。素敵な彼の優しい言葉と愛撫で緊張がほぐれていって… (ページ 4)

「彩樹、大丈夫?」

それでも鈍い痛みが顔に出ていたのか、悠人が声をかけてくれた。

「大丈夫。悠人さんは?」

「すごく……いい」

「よかった」

やがて悠人が彩樹の最奥にたどり着いた。

やっと好きな人と一つになれて喜びに浸っていると、悠人の顔が近づいてきて唇が重なった。

「う……ん」

舌が入ってきた。

この深いキスに彩樹はまだ慣れずどうすればいいのかわからないけれど、悠人の肩に腕を回して応えた。

その間に悠人の手は彩樹の胸を揉みしだく。

硬い乳首を指で摘まんだり、コロコロ転がして愛でた。

唇が離れると、悠人は彩樹の耳元で囁いた。

「キスしたり胸を触ると、彩樹の中が締まってもっと気持ちいいよ」

「そんな、恥ずかしい……」

彩樹の反応を楽しんだ悠人は、彼女の腰を掴んだ。

「動いていい?ゆっくりするから」

彩樹は頷いた。

悠人が腰を前後に動かし始めた。

目を閉じてゆっくりと、彩樹の中の味わうように。

「彩樹、気持ちいいよ」

「私も……。悠人さん、好き……」

悠人が瞼を開けて、彩樹を見た。

「そんな可愛いこと言うと、とめられなくなるよ」

「やめないで。あっ、ああ……」

悠人の腰の動きが早くなっていく。

「俺も好きだよ。彩樹」

「あっ、あっ、ああああっ……」

絶頂に達すると、悠人が彩樹の中から出ていき、ベッドから降りて床に座っているようだ。

すぐに離れてしまったのが悲しくて、悠人の背中に目をやるとコンドームのパッケージを破って新しいものを取り出していた。

……終わったんだよね?

そう思っていた彩樹だったけれど、悠人が自分の方に向きを変えた。

そのとき、彩樹の視界に真っ先に入ってしまったのが、悠人の男性器だった。

それは悠人の腹につきそうなくらいたち上がっていた。

悠人に覆い被さられ、キスをされ、再び彩樹の体を愛撫してきた。

「あ、あの……」

快楽に流されてしまいそうだった彩樹だったが、疑問を口にした。

「終わったんじゃ……」

「気持ちよかったけど、まだ足りない。もっとしたい」

「それは私が悪かったの?」

「俺が貪欲なだけだよ。もっと堪能したいんだ。それに、日曜日までしてるって言ったよね」

悠人の顔を見て、彩樹は息を呑んだ。

欲望をまとった目が妖しく光っていたのだ。

こんな悠人を見たことがない。

「ひゃっ!」

悠人の手が彩樹の膣口に触れた。

そこは蜜で濡れていた。

「よかった。少しも乾いていない。これならすぐに入れても大丈夫だね」

悠人は硬く熱い男性器を彩樹の中に入れた。

彩樹の中はまだ狭かったけれど、蜜で溢れているせいかスムーズに悠人を受け入れ、すぐに最奥に到達した。

「あっ、はあ……」

「まずは俺に慣れようね。それから、彩樹のどこがいいのか、教えて」

耳元で囁かれて、彩樹の体が快楽で震えた。

彩樹は日曜日まで、悠人にたっぷり愛されたのだった。

-FIN-

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