義息子の部屋を片付けようと部屋に入ると、TVには消し忘れたAVが。興奮した私は…
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義息子の部屋を片付けようと部屋に入ると、TVには消し忘れたAVが。興奮した私は… (ページ 1)
「大輔?今日もお昼は家で食べるのよね?」
「…ああ、うん。いつもありがとう、母さん」
美喜子は、とある平凡な家庭の専業主婦だ。
よくある話ではあるが、夫は一度離婚しており、連れ子の大介を数年ほど前から育てている。
育てると言っても大介ももう高校に入学していた時期だったので、本当に食事などの家事で支える程度でしかかなったのだが。
それでも大輔は思春期真っ只中にもかかわらず嫌な顔をせず、新しく来た母として優しく迎え入れてくれた。
そんな大輔には、美喜子も頭が上がらなかった。
大輔の務める会社は今はリモートワークが主流で、会社へ出勤する日はごくわずかだ。
そのため、専業主婦の美喜子とは家にいる時間が長く、社会人になってからというもの、食事をするのはほとんど一緒だった。
年はちょうど親子ほど離れているが、お互いにいい距離感で付き合えているというのは実感としてもあった。
しかし、最近になって、大輔の様子がおかしいこともあった。
風呂上がりの美喜子を見て異様にソワソワしたり、スカートをはいている時はすごく背後からの気配を感じたり。
なんとなく、大輔に対して違和感を覚えていた。
というか、薄々気づいているかもしれないが、大輔はきっと、美喜子に発情しているのだ。
美喜子もそこまで鈍感ではない。しかし、いくらいい関係を気づけているとは言っても、どこまで踏み込んでいいものなのか分からず、恋愛に関することは何も聞けずに今まで過ごしてきた。
そのため、大輔の交際遍歴など知る由もなく、美喜子は、どうしてこんなおばさんを…と自虐ながらに思っていた。
大輔のルックスは、そこまで悪いわけではない。
眉毛もひげも、しっかりと整えられて、それがなくても目鼻立ちはくっきりしているので、端正な顔立ちと言える。
同年代の彼女が一人もいなかった、とは考えにくいのだ。
しかしまあ、そんなことも聞けるはずもなく、義息子のいやらしい視線をのらりくらりと今まで躱してきた美喜子だったのだ。
そんななあなあな関係も、終わりが来るときは一瞬だった。
*****
コンコン。
「…大輔?片付けしに来たわよ」
今日は大介が仕事で休みの日。午前中、息子の部屋を片付けようと、美喜子はドアをノックして部屋に入ろうとした。
しかし、返事がない。
疲れもあるのだろう、寝ているのかとそうっと部屋の中をのぞく。
成人した息子の部屋を覗くのは少々罪悪感があるが、これも安全確認と思えば仕方のない事、そう言い聞かせて美喜子は扉をこっそりと開く。
「…あら、寝てる」
見ると、そこにはまだくうくうと寝息を立てて眠る大輔の姿があった。
数年ほどしか育ててはいないが、やはり息子の寝顔を見ると自然と笑みがこぼれてしまう。
しかし、先ほどから何か、寝息のほかに聞こえてくるのだ。
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