身長差40cm、壊れ物のように私を抱く彼。でも、もっと雄の顔が見たくて。
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
身長差40cm、壊れ物のように私を抱く彼。でも、もっと雄の顔が見たくて。 (ページ 1)
「雪ちゃん、大丈夫?痛くない?」
「ん…、痛くないよ、大丈夫、だいじょうぶ…だから」
「動いていい?」
「うん」
大きな手が私の腰を控え目に掴む。ゆっくり、ゆっくり何度ども何度もこっちの様子を確認してくれる。
優しい声かけと、私の身体を気遣うようなセックスは気持ちがいい…いいんだけど。
「正直すごく物足りないッ!!」
私は電話口で友人に絶叫する。非常なことに電話口からは涙が出るほど笑っているような声がかえってきた。
私の彼、雄大くんは身長が190cm、体重80kgのスポーツマン体系だ。筋肉質で、身長だけじゃなく手も足も大きい。
そんな彼の恋人である私は、身長150cm、体重は…美容体重と言っておく。
つまり、体格差があり過ぎるのだ。そのせいで、付き合った時からずっと私のことを壊れ物でも扱うかのように、大事にしてくれる。
それはすごくありがたい。
本当にありがたくて、出来た彼だと思う。だけど!
「あの大きな手で痕がつくくらい腰掴まれたいとか、もうこっちの反応気にせずガツガツされたいとかっ、思って悪いかぁあぁ!!!!」
また笑い声が聞こえる。ヒーヒー笑いながら友人が「だったら自分でアピールすればいいじゃん」なんて言い出す。
それが出来たなら最初からしている。友人のアドバイスに間髪入れずに返答した。
付き合って、エッチだってもう何回もしている。
だけど、私を宝物のように扱う雄大くんにエッチな女だと思われたくないという乙女心が
ずっと自分からアピールするという事を今までは躊躇させていた。
でも、欲求不満が私の脳内で乙女心とガチンコバトルを繰り広げ、たまりにたまった欲求不満があっという間に勝者になった。
「恋人にアピールされて嬉しくない男なんていないっしょ」なんて達観したように言う友人に、たまにはいい事いうじゃん!
なんて感心して私はすぐさま電話を終えると次のデートでどうやって彼の雄部分を引っ張り出すか…スマホの画面とにらめっこした。
コメント (0)