紳士な彼氏はまさかのドM!?久々に会った彼のSM趣味を知った私は…
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紳士な彼氏はまさかのドM!?久々に会った彼のSM趣味を知った私は… (ページ 1)
毎週金曜日はカレの家に泊まりに行く。
もう半年以上続けているルーティンだけど、ここ数週間はお互い仕事が忙しくて行けていなかった。今日はやっと余裕ができて来れて、先に入ってて良いよ、って言われたから合鍵を使って彼の部屋に入った。
「すごいなあ…」
部屋の惨状に、思わずため息をつく。
ソファーには服が散らばっていて、床には雑誌が積まれている。ゴミとかはちゃんと出してあるみたいだけど、いつもより随分散らかっていた。
最近仕事忙しいとは言ってたけど、片付ける暇すらなかったんだなあ。
一緒に食べようとデパ地下で買ってきたサラダやおつまみを冷蔵庫に入れる。彼氏である京介は自炊をするから、いつもなら冷蔵庫は野菜とかお肉とか、食品でいっぱいなのに今日はすっからかんだ。真ん中のスペースに買ってきたものを詰め込んで、私はブラウスの袖をまくる。
京介はあと30分くらいで帰ってくるらしい。ちょっとでも片付けておいてあげよう。そう思ってまずは床の雑誌の整理を始めたのだけれど。
「わ、何これ!?」
ファッション誌やビジネス書の下にあったのは『SM特集』と書かれたピンクの雑誌。そしてその側にはおもちゃの手錠やお、オナホやローター…!?これ、京介の私物!?
京介はしっかり者で優しくて、エッチも紳士的でーだから部屋の散らかりようにもビックリしたけど、こんなグッズがあることも意外で、思わず目が点になってしまう。
京介はこういうの使って私とSMプレイしたかったのかな…?
普段紳士的な京介が「里奈、今日はいっぱいいじめてあげるね」なんて意地悪な顔で私の名前を呼ぶ想像をしたら、心臓がばくばくと跳ねた。
どうしよう、悪くないかもっ…!?
「ただいまー、里奈、遅くなってごめん…って、わぁっ!?」
その場に座り込んでいたら玄関のドアが開いた。1Kのこの家は、ドアを開けたらすぐに部屋の様子が見える。部屋の真ん中にいる私に、京介はすぐ気づいたみたいだ。手に持っているグッズにも。
京介は飛び込むように部屋に入ってきて「ち、違うんだ!!」と慌てて叫ぶ。
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