今日は彼氏とその友達とタコパ。彼が足りないものを買ってる最中、友達に迫られて、禁断の××しちゃった♡
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今日は彼氏とその友達とタコパ。彼が足りないものを買ってる最中、友達に迫られて、禁断の××しちゃった♡ (ページ 1)
「やっとこの時がやってきたー!」
今日の彼は、いつもよりも機嫌がよかった。
瑠衣の彼氏は、友達の大介と3人でたこ焼きパーティー…、通称タコパをしたいと前々から言っていて、今日やっと、それがかなうのだ。
「テンション高いね…、私も、楽しみだったけど」
どうして彼が3人でのタコパをずっとしたかったのか。理由は単純だった。
自分の親友と同じような性格の彼女。つまり相性がいいと考えた彼は、それが3人で集まったら最高の会になるのではないかと考えていたからだ。
瑠衣と大介は初対面だが、本当に何か通じるものがあるような気がしていた。
今日は瑠衣たちの同棲するアパートでパーティをする。買い出しが終わってたった今、家に帰ってきたところであった。
「俺たこ焼きの液作ろっかなー。瑠衣ちゃんタコ切ってくれる?」
「あ、はいっ。わかりましたぁ」
「んじゃ俺はテーブルのセッティングでもしてようかね」
各々が分担して、てきぱきと仕事をこなす。
3人は、大学時代の先輩後輩の関係。男性2人が1つ上で、瑠衣が後輩だった。
瑠衣は、今の彼氏とは卒業の時、当時学年一番人気だった彼にダメもとで告白したら両思いだったというまさかの奇跡の展開で今に至る。大介もかなり女子学生から人気があり、話したことはなかったが瑠衣も大介のことは知っていた。
彼と大介を比べると、彼のほうが真面目という感じがした。大介は割と、チャラチャラしているというようなうわさが立っていた。しかし、喋ってみるとそんな感じはなく、彼のいい親友感が隠し切れなかった。
「…あ」
すると唐突に、彼が声を上げる。
「どしたのー?」
「ねえ瑠衣やっぱマヨネーズなかった…」
「あれ!まじか~…、賭けに出るより買えばよかったね」
「まじそれ~…、ちょっぱやで買ってくるね」
「え、いいよ、あたし行くし」
「だめ。もう7時過ぎてるんだよ?怖い人に襲われちゃったらどーすんの。俺が行く」
「…ありがと」
「そそ。ついでにも~ちょい酒でも買うかあ」
そう言うと彼は財布を持つとすぐにマヨネーズを買いに行ってしまった。
…。
キッチンに、少しの沈黙が流れる。…今日が初対面の人と二人きりになるのは、なかなか難しいものがある、そんなことを瑠衣は考えていた。
「…あいつ、めっちゃ瑠衣ちゃんのこと、大事にしてるんだね」
「…へ」
大介が先に口を開くと、瑠衣は緊張しながら返事をする。
「い、いやいや!どーなんですかねえ、私も、嬉しいですけど…」
「…そう見えるよ。ちょっと作りながら飲まない?キッチンドランカー♪」
「あ…、いいですね!」
大介は、瑠衣が緊張しているのが分かり、パーティの前に酒を一緒に飲もうと提案した。
プシュッ、と勢いよく缶を開けると、瑠衣は力任せに酒をグイっと飲む。
「いい飲みっぷり。…あいつ、どこまで行くかなあ」
「多分近くのコンビニだと思うけど…、節約症なんでもしかしたらちょっと先のスーパーまで行ってる可能性もあるかも…」
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