お世話になっている上司に、お礼のご奉仕…のつもりだったのに、いつの間にか私が夢中になっちゃいました♡ (ページ 4)
「…っ、はぁ…海斗さん…気持ちよかったですか?」
「…悪い、俺…我慢出来なくて…」
バツが悪そうに、視線を逸らす海斗さん。
普段の彼からは想像つかない様な姿に、私は居ても立ってもいられなくなってしまう。
私は立ち上がって、彼の膝を跨ぎ、彼の耳元に唇を寄せる。
「私も、もう我慢出来ません…」
入れても良いですか?私はそう囁いて、緩く立ち上がっている彼のペニスをそっと撫で上げたのだった。
*****
「ぁ、っ!あぁああっ!海斗さ…ん、ふ…ぁあっ!」
じゅぶ、ぐちゅ…っ、ぐちゅ、ぐちゅっ!
海斗さんの肩に手を置き、自ら腰を彼の太ももに打ち付ける。
重力に従って腰を上下に揺すると大きな海斗さん自身が、奥まで入ってきて頭の奥がじんじんと痺れる様な感覚に襲われる。
「は…っ、朱里…っ!」
「ひ…ぁああっ!駄目…駄目ぇっ…海斗さんまで、動いたら…っ!私…っ!」
気持ち良すぎておかしくなってしまいそうだと言うのに、下から海斗さんに腰を打ち付けられて、私は思わずのけ反ってしまう。
「は…は…ぁ…っ、く…ぅん」
なんとか、快楽を逃そうと腰を前後に揺すって耐えていると、揺れるその体を力強い手で押さえつけられた。
「ひゃ…っ」
「朱里…ごめん、俺もう…我慢出来そうにない」
普段は冷静な海斗さんの余裕のない表情に、また胸がときめいてしまう。
思わず見惚れて、動きを止める私の腰を海斗さんは易々と持ち上げて、ぱちゅん!と一気に奥に先端を打ちつけていきた。
「ひぃ…んゃぁああっ!」
なに、これ。
こんな気持ちいいの知らない…!
頭が真っ白になっていく感覚に、思考が追いつかない私。
そんな私に容赦なく、海斗さんは奥を何度も何度も突き上げてきた。
ぱん、ぱんぱんぱん!
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…ぐちゅん!
どちらのものとも言えない生々しい水音と、肌と肌が激しくぶつかり合う音が室内に響き渡る。
私たちが交わる度、なんとも言えない濃厚な匂いが嗅覚をくすぐり、目の奥がチカチカと点滅している。
「は…ぁう…んあっ!あ…あぁああんっ、んぁっ!ひゃああんっ!」
「は…朱里。朱里…っ!」
無我夢中といった様子で、私の名前を呼び体をピッタリと隙間なく抱き寄せられながら海斗さんが何度も私の体を貫いてくる。
「はぇ…んぁっ!あ…っ、あ…ひゃう…んあ!あ…っ!」
「…っ、朱里…ごめん、また…っ、出る…っ」
「んぁあっ、きてくださ…っあ、私も…っ、私も…いっちゃ…っ、イっちゃいます…海斗さんっ、ひゃああんっ!」
「…っ、は…出る…っ、朱里…っ!」
ぐちゅん、ぱちゅん…っ!ぐちゅ、ぬちゅ…っ、ぬぷ、ぬぷ、ぬぷんっ!
ラストスパートをかける海斗さんの激しい律動に耐える最中、耳元で「好きだ」と囁かれ私は幸せな空気の中絶頂に達し意識を手放した。
*****
あれから私たちは、会社では相変わらず出来る上司と落ちこぼれの部下として。
そして自宅では、恋人として、今でもたまに…感謝の気持ちを込めて…ご奉仕をしたり、しなかったりして…幸せな生活を送っている。
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