会ってはダメな男と出会ってしまい、拒んだはずなのに気持ちよすぎて求めちゃう!

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会ってはダメな男と出会ってしまい、拒んだはずなのに気持ちよすぎて求めちゃう! (ページ 1)

樹里は、彼氏がいるのに、会社の先輩からどうしてもとせがまれて断れなかった合コンに参加することに。

「あ~、気が乗らないけど先輩のどうしてもの頼みだから断れないしな。彼氏には黙っておかないと」

と、憂鬱な気持ちで合コン会場まで向かっていました。

男メンバーが1人足らないけど先にはじめよっか、となった時

「遅れてごめん!」

と、走ってくる男性が。

そう、それは樹里の元彼、亮二だったのです。

1年前、樹里と亮二が付き合っていた頃、2人は一緒に暮らしていました。

亮二はいつもふらふらしていて、ことある事に浮気をしては樹里に謝って許してもらっての繰り返しを続けていたのです。

樹里の友達から、そんな男とは早く別れた方がいいという助言で、悩んだものの樹里は夜逃げするように亮二から逃げて来たのです。

アパートから出たものの、樹里は亮二の事をやっぱり忘れられず、何度も苦しみましたが、今は優しくて浮気のしない新しい彼氏と出会い、やっとの思いで亮二の事を吹っ切っていたのです。

そんな中でのまさかの出会いに樹里は戸惑います。

「…」

(亮二が来るなんて知らなかった…。早くここから出ないと…)

もちろん樹里の会社の先輩は、この事を知りません。

亮二も樹里に気づきますが、それとなくスルーします。

樹里以外の他の女子メンバーは、亮二狙いの子が早速話しかけたり恋の駆け引きをしたりしています。

樹里も知らないフリをして、少したったら帰ろうと考え、その場の雰囲気を壊さぬようそれとなく楽しんだふりをします。

明らかに樹里狙いできた男が樹里の隣に座り、樹里を離しません。

(もう、それとなく帰りたいのにこの男、めんどくさい!!)

その時、樹里の携帯がなります。

着信は彼氏からでした。

「あ、あの、私急用が入ったので、すみませんがお先失礼します…!!」

樹里はそう言ってお金を置いて、急いでお店を出ました。

「はぁー。助かった。電話、掛け直さないと…」

その時、グッと腕を掴まれます。

「?!」

「ちょ、樹里、逃げんなよ」

「亮二?!や、やめてよ」

「1年前も何も言わないで出ていきやがって。俺はちゃんと言葉で言って欲しかった」

「!!そんなの、亮二のせいじゃん!何回も浮気して裏切って、何言っても変わんなかったじゃん!!」

「…分かった。じゃあ1杯だけ付き合って。そうしてくれたら俺ももう何も言わないから」

「いやよ」

「ね、ほら。そんな事言わないで」

と言われ、半ば強引にバーに連れて行かされました。

「ね、この1年、何してた?彼氏出来た?」

「彼氏も出来たし、仕事も順調だよ。亮二は相変わらずなんでしょ?」

「そう、樹里がいなくて自分のだらしなさに気づいたよ。本当情けないよな」

「…今更遅いよ…」

その時樹里の意識がグッと飛んでしまいました。

そう、入ったバーは亮二の知りあいのお店で、お酒に睡眠薬を入れられていたのです。

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