素直で可愛い彼女は夜も白くて甘くて柔らかくてマシュマロみたい

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素直で可愛い彼女は夜も白くて甘くて柔らかくてマシュマロみたい (ページ 1)

 木曜日、大学の昼休みと空きコマで出来る暇な4時間。同じ学部である僕と華はこの時間を使って大学の外へ出るのがお決まりの楽しみだった。今日は二駅向こうにある美味しいと評判のオムライスの店へ向かうつもりだった。楽しみだなあと笑う華に癒されつつ、目的地へと向かっていた時のこと。

「あっ!」

 駅の人混みではぐれてしまってはいけないからと、付き合って半年が経とうとしている恋人の腰を抱いた。瞬間、その小さな口から飛び出した声に驚いてしまう。先週の夜を思い出させる甲高さだ。体の芯が熱くなる。おいおい、僕はどうしてこんなイケナイ気持ちになっているんだ、ここは人通りの多い駅で、今は真昼だぞ。

「ごめん、嫌だった?」
「い、嫌じゃないよ。嫌じゃないけれど、腕を回してくれるなら腰じゃなくて肩にして」

 顔を真っ赤にした華に謝りつつ、腕をすっと肩のところまで持ち上げる。こちらを見上げながら困ったように眉を下げつつ笑う華、その唇が昼間に相応しくない、妖精のような艶美さで動く。

「明日の夜まで我慢できなくなっちゃいそうだから」

 どうやらイケナイ気持ちになってしまったのは、僕だけじゃなかったようだ。

*****

 金曜の夜、どちらかのアパートで泊まることもまたお決まりだ。手早くシャワーを浴びて、ガンガンに冷房を効かせた部屋へと二人して雪崩れこむ。キスも早々に僕の手は華の腰へと伸びた。服の上からしっかりとなぞるように手を這わせれば、華が身をよじりつつ声を上げた。

「ああっ、ね、ねえ日向、早いってば」
「今日は許してよ、昨日からずっとこうしたかったんだから」

 昼間のデートでは触ることを許されなかった華の腰を、ベッドの上で思う存分堪能する。男である僕の腹とは比べ物にならないくらい、華のお腹や腰回りは柔らかい。けれども肉感がすごいという訳でもなくて、お尻は小さいし引き締まっている。こんなに小さくて細いのにこんなにも柔らかい。なんて綺麗なんだろう。同じ人間じゃないみたいだ。

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