バイト先のコンビニの大好きな店長に永久就職することになって、処女を卒業しました

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バイト先のコンビニの大好きな店長に永久就職することになって、処女を卒業しました (ページ 1)

「あ~あ、就職どうしようかなぁ…」

 もう就職を決めていなければいけないはずの時期、女子大生の私は悩んでいた。

 まさか、希望していた就職先の面接が全滅するとは思ってもいなかったのだ。

「美香ちゃん、ぼやくのは結構だけど、仕事はちゃんとやってね」

 私はコンビニでバイトしているのだが、深夜のシフトに店長の田中さんと入っている最中だ。

「は~い。でも、お客さんも深夜は全然こないし、多少の雑談はいいじゃないですか」

「そういう甘えた根性だからどこの面接にも受からなかったんじゃないの?」

 うっ、図星だ。私は、この厳しくもやさしい店長のことが実は大好きだった。

 店長はコンビニのオーナーでもあるのに、まだ三十代前半ぐらいだし、イケメン。

 ちょっとMの私からすると、毒舌もたまらないし…ということで、好きにならない理由はなかったのだ。

「いっそのこと、ここのコンビニに就職させてくれないですか?」

 私は、笑いながら言った。

「美香ちゃん、それは本気? それとも冗談?」

 店長が、真剣な目で私のことを見てくる。

「えっと…半々、です」

「本気なら、こっちも考えるけど」

 店長と、大学を卒業してからもずっと一緒に働ける…それは魅力的すぎる提案だった。

「ありがとうございます。私ももっと真剣に考えます」

「うん、将来のことは本当に大切なことだから、よく考えたほうがいいよ」

 やっぱり、店長はやさしい人だ。

「だから、次のシフトの人が来たら、ラブホテルに行こうか」

 …はいぃ?

「俺の店に就職するっていうことは、俺に永久就職するのと同じことだから。美香ちゃん、俺のこと好きだよね?」

「えっ、え~っと、その」

「正直になってほしい。俺だって、美香ちゃんのことが好きなんだから」

 店長のまさかの告白に、私は驚いた。

「私も…店長のことが、好き、です」

「ありがとう。じゃあ、ラブホテルに行こう。そこで、愛を確かめ合おう」

「それは早すぎませんか?」

「美香ちゃんのことが好きすぎて、もう我慢できないんだ。美香ちゃんに、俺、一目惚れだったから」

 私がバイトを始めたのは数年前だから…そんなに店長が自分のことを長く好きでいてくれたことに感動してしまう。

「店長、お気持ちはうれしいです。でも私…まだ、その、経験がなくて」

「それは、とってもいいことじゃないか!! 俺がいろいろと教えてあげるから、安心して」

「ううう、わかりました」

 こうして、店長に強引に押し切られ、私たちは仕事終わりにラブホテルに行くことになった。

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