彼に媚薬を飲ませて激しいセックスがしたい!それなのに飲んでしまったのは…私?!
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彼に媚薬を飲ませて激しいセックスがしたい!それなのに飲んでしまったのは…私?! (ページ 1)
明美には、悩みがあった。
それは付き合っている彼、良介が優し過ぎることだ。
いや、優しいこと自体はいい。むしろ嬉しい。ただ、セックスの時まで優し過ぎるとなると話は違ってくるのである。
漫画で見るような激しいセックス。それに憧れを抱いて悶々としてしまうのも事実で。
やるからにはもっとめちゃくちゃにしてくれてもいいのに、と明美は日々思い続けていたのであった。
そして、それを友達に相談した結果。
「これが…媚薬…」
手のひらサイズの可愛らしいガラスの瓶を少し傾けると、ちゃぷんと液体が揺れる。
この薄いピンク色の液体の正体は友達に『効果ばっちりだから!』とおすすめされた媚薬なのである。
友達曰く、優し過ぎるならその理性の鎖をぶち切っちゃえば良いんだよとの事。つまり押してもダメそうならもっと押せ!作戦なのだ。
「これで…良介と激しいセックスを…」
それを想像するだけで明美の体は熱く火照ってくる。
あと少しで良介が来る時間だ。
明美はドキドキしながら彼を待ったのだった。
*****
「おじゃまします、明美ちゃん」
「いらっしゃい、良介」
ドキドキしているとあっという間で、良介が明美の家に泊まりにやってきた。
お泊まりに誘うということはもちろん『そういうコト』だという認識は良介にもちゃんとあるはず。ただ、それでも良介は絶対ひどくしない事を明美は知っている。
それならば、こちらから攻めるべし!
「飲み物持ってくるから、ちょっと待ってて」
「うん、ありがとう」
よし、これで自然と飲み物の準備に入れる!
明美は用意していた二人分のグラスにペットボトルのオレンジジュースを注いだ。
そしてここからが本番。
「ふっふっふ。この子の出番よ」
スカートのポケットに忍ばせていた小さな瓶を取り出し、フタを開けて良介のオレンジジュースに傾ける。
「入れる量は、1、2滴…っあ、しまった…!」
とろみのある液体かと思ったが、意外とサラっとした液体で6滴くらい一気にボタボタと垂らしてしまった。
「やば…大丈夫、かな…」
明らかに入れすぎてしまった。でもペットボトルのオレンジジュースは全部注ぎ切ってしまったので、一旦捨ててまた注ぐのは不可能なのである。
でも媚薬といっても漫画とかで見るような違法な物ではなく、ちゃんと市販されている物だから安全なはずだし、問題無い…よね?と明美は自分に言い聞かせる。
それに大型の動物は麻酔の効きが遅いと聞くし、きっと人間も同じ。良介も平均男性に比べて長身で大柄だし平気、だよね。うんうん。
などと強引に納得をして、明美は何事もなかった様に媚薬の瓶をポケットにしまい込んだ。
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