彼女はナンパされた。彼と二人きりになり、激しい一夜を過ごすことに。
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彼女はナンパされた。彼と二人きりになり、激しい一夜を過ごすことに。 (ページ 1)
海なんて小学生以来で、舞は緊張していた。
ビキニなんて初めて着るし。
一緒に来た友達は慣れてるみたいで、ハイテンション。
胸もあるし、腰はくびれてるし、うらやましいな。
今日のためにダイエットは頑張ってきたけれど、それでも自信を持てない舞だった。
そんな中、男性二人組に声をかけられた。
「ねー、君たち二人なの?」
同じ年くらいかな?
「うん。そうだよ」
友達が対応してくれた。
「俺たちも2人できたんだけど遊ばない?」
「いいよ!」
こっちに相談もなく、OKされてしまった。
ナンパされるなんてこれっぽっちも想像していなかったけれど、相手の男性二人組は親しみやすくてあっという間に打ち解けてしまった。
海水浴を楽しんで、着替えるために更衣室に入ったら、友達にこう言われた。
「舞、あたしはこれからあの人と楽しんでくるから、大輔君と頑張ってね」
「えっ!?」
今日は一日四人で過ごすのだと思っていた舞は、驚きの声を上げた。
「もう一人の大輔君って子、舞がタイプだって」
だからってなぜ二人きりになるのかわからずぼう然としている舞をしり目に、友達はさっさと着替えて更衣室を出ていった。
舞も慌てて着替えたけれど、友達はどこかに行ってしまった。
「舞ちゃん」
「ひゃっ」
男性の声に呼ばれた舞は飛ぶような反応してしまった。
大輔だ。
舞がタイプと言っていた友達の発言が脳裏によぎる。
照れくさくて友達には言えなかったけれど、舞も大輔がタイプだった。
しかし出会ってすぐに二人きりになれるなんて思ってもいなかった。
「俺が泊まってるとこ、来ない?」
「え?」
「この辺りは海しかないから、夜に外で遊ぶとなると何もないんだよね」
「いいの?」
「俺、舞ちゃんともっと一緒にいたい。明日には帰るんだろう?」
一泊二日の予定で、友達と海に来ることになったのだ。
だから友達はあんなに積極的だったのだろうか。
「……うん」
「だったら、傍にいてよ」
照れくさそうに、しかし正直に感情を吐き出した大輔が可愛くて、舞はときめいてしまった。
せっかく海に来たのに夜は一人なんて寂しいし、誘ってくれる人がいるのなら応じてしまおうと思った舞は言った。
「うん。あたしも一緒にいたい」
*****
大輔の部屋に入ると、すぐにキスをされた。
「んっ……」
そのままベッドに押し倒された。
唇を重ねながら、大輔の手が舞の服の中に入っていった。
ビクッ、と体を震わせた舞は思わず腰を引いて逃げようとしてしまう。
「あっ、待って」
「待てない。そんなカッコしてる舞ちゃんが悪いよ」
舞は今、キャミソールにショートパンツの格好をしていた。
「海でもあんな水着着て、他の男に連れていかれたらどうしようって、ハラハラしてた」
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