今の彼氏に不満が溜まっている元カノに、俺への愛情を取り戻してほしくたっぷり愛撫

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

今の彼氏に不満が溜まっている元カノに、俺への愛情を取り戻してほしくたっぷり愛撫 (ページ 1)

半年前に、俺は半同棲状態にあった恋人と、別れていた。

 彼女は別れの理由を、俺の嫉妬心と疑り深さだと言った。

 女の腐ったような男、と吐き捨てた。

 理沙の言い分は認める。

 それを言われても5年間育てた愛情を、そう簡単には捨てられなかった。

 逆に、俺は彼女をどれだけ愛していたかを思い知らされた。

 持てる愛情の全てを理沙に注いできたつもりだったが、伝えきれていなかったのかもしれない。

 彼女はあっさりと俺を捨てた。他に好きな男が出来たと言って…。

 理沙とは、社内恋愛だった。

 けれど、所属する部署が違い、別々のフロアにいたから、社内で顔を合わせることは、まずなかった。

 そんなある日、俺は休憩室で、女性たちがお喋りしているところを通りかかった。

 聞こえてきた『理沙さん』という名前を聞いて、思わず立ち止まる。

 どうやら、その声の主は、噂好きのお局様らしい。

 社内のゴシップが大好きな人だ。

 都合よく、手に持っていた缶コーヒーをテーブルに置いて、彼女たちと背中合わせになるように座る。

 書類を読むふりをして、さりげなく耳をそばだてると、噂の内容は、理沙と新しい恋人のことだった。

 他の人に変に思われないように、その場を後にしたけれど、お局様の大声で、今の彼女の状況は大体掴めた。

 どうやら、理沙のほうが、一方的にその男に惚れているようだ。

 当然、体の関係もあるだろう。

 でも、そういう状況である以上、男のほうは、彼女を都合のいい女くらいにしか見ていないはずだ。

 それを想像した俺は、いたたまれない気持ちになった。

 理沙のことを、そんな女にしておきたくない。

 そんな男に、彼女を渡したくない。

 その日の夜のことだった。

 俺が贈った貴金属類を返したい、と言って、理沙から連絡があった。

 当然、彼女は外で会いたいと言った。

 でも、部屋まで来てくれと言って、俺は折れなかった。

 渋々、と言った様子だったけれど、理沙は承知してくれた。

 2日後の土曜日、理沙は約束通りに来てくれた。

 俺は、突き返された紙袋を無造作に放った。

「コーヒーくらい、飲んでいけよ」

 理沙は迷う様子だった。

「これが最後かもしれないんだから」

 彼女は案外すんなりと、靴を脱いでくれた。

 俺はブラックしか飲まないけれど、理沙のにはたっぷりのクリームと砂糖。

 座り慣れた場所に横座りして、彼女はコーヒーを口にする。

 気まずそうに黙ってコーヒーを飲む彼女を見ていると、一緒に過ごした時間を思い出す。

 朝は俺のほうが先に起きて、朝が苦手な彼女を起こす。

 そして、俺が淹れたコーヒーに、ぼんやりと口を付けていた。

 料理は俺のほうが得意だったし、好きだった。

 それでも、お弁当だけは、ほぼ毎朝頑張って作ってくれていた。

 理沙が必ず、一番湯を使う。

 そんな何気ない日々を、取り戻したい。

 俺たちが愛しあっていた、あの頃に戻りたい。

 そのためなら、持って生まれた嫉妬心も、疑り深さも、抑え込んでみせる。

 理沙のためなら、俺はそれが出来る。

 そう決心して、俺は口を開いた。

「…どうだ、新しい男は」

 何故だかぎくりとした様子で、理沙はうつむいた。

 社内で噂になっていることを、知っているだろうか。

 ガラステーブルの上にマグカップを置いて、理沙は溜め息をつく。

 それをきっかけに、俺は彼女ににじり寄る。

 それを拒まないということは、きっと彼女たちの間に、性の不一致があるのだろう。

 俺は、彼女の肩に手を回す。

 乳房に手を当てて、ゆっくりと揉む。

 憔悴した理沙の表情を見て、そいつがどんな男だか、大体想像が付いたような気がした。

 きっと、情感のない男なのだろう。

 自分勝手で、相手のことは考えないような。

 きっと、その男の自己満足しかないベッドの上で、虚しい夜を過ごすはめになっているのだろう。

 そいつのものは咥えさせられているのに、舐めてはもらえない。

 俺は理沙を、優しく押し倒した。

 乳房を揉みながら、キスする。

 ゆっくりと唇を温め、舌を絡め取るように…。

 理沙は乱暴な愛撫を嫌う。

 きっと、そいつは乳房など力任せに掴むような、粗野な奴なのだろう。

 5年間、一緒にいれば、彼女のことは手に取るように分かる。

 豊満な乳房を、弄ぶように揉む。

 理沙の体に力が入っていたのも、最初の一瞬だけだった。

 俺たちは、こういうやり方が好きだった。

コメント (0)

コメントを書く