女性専用車両に乗っているのに痴漢に遭ってしまい、そのままイカされてしまいました

（嘘、やだ……そんな、どうして？）

人がギュウギュウと入り込んでいる満員電車の中で、私は戸惑っていた。

私のお尻が、何者かに撫で回されているのだ。

それだけならただの痴漢だとわかるのだが、ここは女性専用車両。

ちらりと周囲を見渡しても、いるのは女性ばかり。

（男の人なんて、いないよね？）

まさかとは思うが、痴漢しているのは女性だというのだろうか？

（嘘でしょ……そんなのありえない）

しかし手の感触は気のせいなどではない。

（とにかく、止めさせないと……）

私は持っていた鞄を後ろに回して、痴漢を妨害しようとする。

けれども、人がいっぱいいる電車の中では鞄を持ち変えることも一苦労だ。

しかも、痴漢は私のしようとすることを察知したのか、体を私にぐいっと近づけて鞄が入り込む隙間をなくしてしまう。

（やだ、どうしよう……）

私が悩んでいる間にも、痴漢の手の動きはどんどんと大胆になっていく。

そして、とうとうスカートの中に入り込んできたのだ。

（え？嘘、そんなっ）

必死に身をよじるが手の動きを止めるには至らない。

私の物より細い指先が、ショーツをずらして私のあそこを撫でる。

（いやっ……止めて！）

心の中でどんなに願っても、指の動きが止まることはない。

そして、信じられないことに私の体もどんどん甘く疼き始めた。

あそこの濡れ具合で相手も察しているのだろう、指の動きがどんどん早くなる。

（あ、あ……だめ、イクっ）

体がビクッと大きく震えて、私はイッてしまった。

周囲に人がたくさんいる満員電車で、それも見知らぬ女性の手でイッてしまったことが信じられない。

いつの間にか指は引き抜かれていて、私はせめて痴漢の顔だけでも把握しておこうと意を決して振り向いた。

けれど、そこにいたのは予想もしなかった人物だった。

「え、百恵ちゃん？」

どうしてここに会社の後輩がいるのかわからなくて、私は呆然とする。

「愛華先輩、こんにちは」

百恵ちゃんはニコリと可愛らしい笑顔を浮かべて挨拶をしてきた。

目の前にいるこの子がどうしても痴漢とは思えず、私が何も言えないでいると彼女はそっと耳打ちをする。

「次の駅で降りましょう」

百恵ちゃんは私の手を引くと、そのまま駅構内にあるトイレに連れ込んだ。

「いや！止めて、百恵ちゃん！」

「ふふ。そんなこと言って、すごく感じてるじゃないですか、愛華先輩」

狭い個室の中で、百恵ちゃんは私のショーツをスカートごと下ろす。

突然、冷たい外気にさらされた下半身が寒さでブルッと震えた。

「よいっしょ」

その言葉とともに、百恵ちゃんの指が私の中に入ってくる。

「ああ！」

そしてそのまま容赦なく私の中をかき回す。