「『姉さん』になるなんて。絶対嫌だ」婚約者の弟に強引に迫られて断りきれずに… (ページ 4)
でも、高校生の時に初恋を実らせ陸と付き合い始め、それしか知らない私は、そこに不満を持つことはなかった。
「ばっかなこと、言わないで――ああんっ」
耳朶に耳を這わせる。鎖骨を丹念に舐める。
指先を、掌を、乳房を、へそを、わき腹を。
太ももを、膝を、足の指先まで全て。
まるで、体中を味わい尽くすように空くんの指と舌が這いまわっていき、私はどろどろに溶かされていく。
「やぁ――だ。もう――」
我慢できない。
言いかけて、慌てて口を閉じる。
そんなはしたないこと。
婚約者の弟に、言うべきことじゃない。
最後に残った僅かな理性がそう囁く。
けれど。
その後、クリトリスをいっぱいいっぱい舐めて、吸われて、齧られ続けて、最後に残った理性のすべてが溶けてしまい、本能だけがむき出しにされてしまった。
「やぁ――だ。欲しいの。もう、ダメ。頂戴。空くんの――」
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