色鮮やかな花火に照らされながら、立ったまま後ろから貫かれる私。久しぶりのセックスに最後は膝から力が抜けて…… (ページ 3)
「あぁッ、それ反則……っ、あッ、あぅん」
硬くなった乳首を弄ばれると、佳澄の下腹部はますます公博を欲した。
彼女は無意識に尻を押し付けていた。
公博が応えて最奥まで突き上げる。
「あうッ」
あまりにも深くまで犯され、佳澄の膝が震えた。
「……は、ぁ……」
その時、佳澄は窓に映った自分の顔を見た。
官能に酔ったみだらな顔をしていた。
公博の肉棒が打ちつけられるたびに、佳澄の身体も揺さぶられている。
背中から抱きしめられて掴まれている乳房は、彼の手により形を変えられていた。
乱れた浴衣がいっそうエロティックに見せている。
ふと、窓越しに映る公博と目が合った。
情欲に濡れた目に、佳澄は期待で背筋がゾクッとした。
胸をまさぐっていた公博の手が這い上がり、佳澄の半開きの唇に触れた。
指先を差し入れられた佳澄が、ふっくらとした唇をすぼめて吸いつく。
舌先で彼の指の先をチロチロと舐めると、また佳澄は奥深くを突かれた。
「あッ」
開いた口から指は抜かれ、唾液に濡れたその指が首筋を伝い下りていく。
外では、色鮮やかな花火が連続で打ち上げられている。
身体を離した公博に、佳澄は痛いくらいに腰を掴まれた。
そして、息もつかせぬほど激しく打ちつけられた。
佳澄の身体は大きく揺さぶられて、次第に窓に押し付けられていく。
「はぁッ、あっ、あんッ、そんな、すごいの……やんッ」
ずちゅ、ぐちゅ、と膣内を大胆に肉棒に往復される快感に、佳澄の全身に鳥肌が立つ。
繋がっているのは一ヵ所なのに、心も身体も公博と繋がっているように感じた。
その悦びが最高潮に達した時、佳澄の秘部も限界を迎えて体中を絶頂の嵐が吹き荒れた。
「あ、あァッ、アアアァッ」
佳澄の甘い悲鳴が部屋に響き渡る。
膣内は公博のカタチをはっきりと感じていた。
「……っ」
息を飲んだ公博にさらに数回責め立てられると、佳澄の膝はとうとう床に着いてしまった。
掴まれた腰を高く上げた恥ずかしい姿勢の佳澄の奥に、熱いものが放たれた。
収まりきらなかったものが、太ももを伝い落ちる。
静かな部屋には、花火の音と二人の荒い呼吸だけがあった。
二人はもう少しだけ、絶頂の余韻に浸った。
まだ少し火照った身体を持て余しながら、二人は裸のまま寄り添って花火大会の終盤を眺めている。
「海と山、どっちがいい?今度、遊びに行こう」
「どっちと言わず、両方行きたいわね。ホテルや宿はもういっぱいでしょうから、日帰りで」
「料理がおいしいところも探さないとな」
「楽しみね」
ケンカ中で会わなかった分も含めてたっぷり遊ぶのだと、佳澄は期待に胸を膨らませた。
「あ、そうだ」
何かを思い出したように声を上げた公博が、にっこりして言った。
「浴衣、とても似合ってるよ」
「遅いのよ。だいたい、脱がしてから言うかな!?」
「ははっ。ごめんごめん。本当は駅で会った時から、ずっと言おうと思ってたんだ」
「ホントかしら……まあいいわ。ありがと」
佳澄は微笑み、公博と手を重ねた。
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