VIP専用ルームに鎖で繋がれ歯を立てて噛みつかれて…狂わされるハロウィンナイト (ページ 4)

頭の中を整理することが出来ずに、どぎまぎしてしまう。

「名前は?」

「は?」

「だから、名前」

「あ、えっと…カンナ…です」

「カンナ」

名前を呼ばれると同時に私の唇は閉じられた。

いきなり激しい口付けが襲う。

「ん…っ、ん」

胸を押して抵抗を試みてみるけど、ビクともしない。

唇を割ってぬるっと熱い舌が押し入ってきて、歯列をなぞり、口内を犯していく。

「ふぁっ…んっん…」

つーっと口端から雫が零れるのがわかる。

あっという間の出来事に思考が停止してしまったようで、口が開放されても私はただただぼーっとしていた。

「悪魔は捕らえないとな」

そんな声が耳元で聞こえたと思えば、私の両手は部屋に取り付けられた鉄の鎖に捕らえられた。

カシャンっと渇いた音が響く。

足には丸い大きな鉄球が付いた足枷で片足の動きを封じられた。

「あの、え…これ、は…」

「お前を俺のモノにする」

「…は?」

「今頃お前のツレも狼に喰われてるだろ」

そう言うと、首筋に歯を立てて噛み付いてきた。

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