VIP専用ルームに鎖で繋がれ歯を立てて噛みつかれて…狂わされるハロウィンナイト (ページ 2)

私は悩み抜いた結果、悪魔に扮することにしたんだ

全身、赤と黒で統一して、小さな角をつけた。

黒のミニスカートから覗く脚はニーハイタイプの網タイツをガーターベルトで留めてセクシーさをちょっぴり出してみたつもり。

「…変じゃない?」

思いきって大胆な格好をしてみたけど、やっぱり不安で私は疑問を投げかける。

するとすぐに、「エロ可愛い」と言う答えが返ってきて安心した。

2人で会場に入り、受付を済ませる。

「今日はなりきって楽しんでいってくださいね」

「Trick or Treat」

会場は地下に作られたホールで、全体的に薄暗くなっていて、壁には様々な装飾が施されていた。

2人でお酒を飲んだり、お菓子を食べたりしながら過ごしていると、何人もの人から話し掛けられる。

「一緒に写真撮ろう」というものから、「可愛いね」というものまで様々だけど、いろんな人と交流も出来て私たちは終始笑顔でパーティを楽しんでいた。

そんな時、会場の隅にもう一つ扉があることに気付いた。

「ね、あの扉の向こうはどうなってるのかな?」

「ちょっと覗いてみようか」

ギーッと少し重たい鉄の扉を押し開こうとした時、サッと動きを止められる。

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