元彼の弟に抱かれ敏感な体になってしまった私。「イクところをみたい」と、ささやかれて!

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元彼の弟に抱かれ敏感な体になってしまった私。「イクところをみたい」と、ささやかれて! (ページ 1)

「…美帆さん」

私のアパートに到着するなり、蓮くんは私を正面から抱きしめてきた。
蓮くんは、元々は私の別れた恋人の弟。
…そして今は、蓮くんが私の彼氏。

「蓮くん…」

今日の蓮くんは、いつもより積極的。

(蓮くんが私を抱きしめる力、ふだんより強い…)

元彼にフラれて以来、「もう彼氏なんていらない!」と決心した私が地元から離れた異動先の事業所に勤務するようになったのは今年のこと。
新しい職場にも慣れてきたある日。
私は蓮くんと再会してしまった。

蓮くんは、私が元彼にフラれた理由…、元彼は他の女の子をすきになってしまったことも知っていて…。
この町で再び出会った私をやさしくはげましてくれた。
蓮くんの知りあいがやっているという、感じのいいバーに入ったとき、「私、蓮くんをすきになればよかったな」って、つい、本当につい、つぶやいてしまった。

(あの日の私は、人のぬくもりに飢えていたのかもしれない)

私をじっとみつめて「美帆さんのこと、ずっとすきだった」と、ささやく蓮くんとその日のうちにエッチしてしまった。
再会して1日もたたないうちに深い関係になった私たちが、たがいに一人暮らしのアパートを行き来するようになって数か月。
蓮くんの出張があったから、今日は私の部屋でひさびさのおうちデート。今は二人きりですごせる時間なのだけど…。

「美帆さんに会いたかった…」

蓮くんはさっきからずっと私を抱きしめたまま。私の背中にまわした手をほどいてくれない。
服ごしでも蓮くんの体温が伝わってきて、私は全身がジンと熱くなる。
私の体はもう何度も、このたくましい肉体に抱かれているんだと自覚した、その時。

「んっ、…蓮くんっ」

背の高い蓮くんが少し屈みこんで私の耳たぶを甘噛みしてきた。
体がピクンとハネあがる。

「美帆さん、ほんと可愛い…。いつもより感じやすくなってるみたいだけど、美帆さんも俺に会いたくてしょうがなかったの…?」

蓮くんの熱っぽい瞳に引き込まれた私は自分の気持ちを素直に口にした。

「うん、そうだよ。会いたくてしかたなかったよ…」

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