彼女を溺愛しすぎている彼とのSEXはただひたすらに甘く、指だけでは我慢ができない
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彼女を溺愛しすぎている彼とのSEXはただひたすらに甘く、指だけでは我慢ができない (ページ 1)
俺の彼女は可愛い。それはもう、物凄く可愛い。
顔立ちが特別素晴らしく整っているという意味ではない。いや、もちろん顔立ちも俺にとっては素晴らしく可愛いのだが。
今日は記念日なので、彼女にお昼ご飯を振る舞おうと思った。いつも彼女が作ってくれる料理が美味しくて食べると幸せな気分になるので、俺も彼女に幸せのお返しをしたいと思ったんだ。
だが出来上がったのは塩辛くて焦げてて苦い、彼女の作る優しさと幸せの詰まった料理とはかけ離れたものだった。豚の生姜焼きになるはずだったのに。慣れないことをするもんじゃない。
「ごめん、杏奈…食べなくていいよ、こんなの」
しょげる俺に、杏奈が笑って言う。
「なんで? あ、そうだ。ご飯と卵あるよね。それ使っちゃおう」
言いながら立ち上がりキッチンへ向かう彼女を追いかける。何をするつもりなのか、見当もつかない。
「味濃いならさ、薄めちゃえばいいんだよ。量も増えてお得!」
そう、こういう所だ。俺がうじうじしてると、俺には考えつかないような前向きな提案をしてくれる。こういう所が、たまらなく好きだ。
「渉くん、卵といてくれる?」
渡された卵をボウルに割り、言われた通りといていく。杏奈は生姜焼きもどきを一口大にカットしている。
「これどうなるの?」
フライパンに油をひいて熱している彼女に声をかける。杏奈の料理の腕は信用しているけど、完成系が予想できない。
「渉くんの好きなやつになるよー」
にへへと笑う彼女が愛おしくて、本当は今すぐ抱きしめたい。火を使っているからしないけど。
やっぱり俺の彼女は可愛い。ポジティブで、俺のことを考えてくれて、ああもう、なんて愛おしいんだ。今すぐ抱きしめて、キスをして、できればその先も…。
「それフライパンに入れて」
杏奈の声で妄想から現実に戻る。いけない、まただ。好きすぎるあまり、しょっちゅう彼女を好き勝手する妄想をしてしまう。
じゅわわ、と卵が熱される音をBGMに杏奈を観察していると、こちらを見た彼女と目が合った。
「一緒に料理するの楽しいね!」
上機嫌な彼女はやっぱり物凄く可愛かった。
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