リモート会議中のメンヘラ彼氏にエッチな刺激をしてみたら、私の方が興奮しちゃった

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リモート会議中のメンヘラ彼氏にエッチな刺激をしてみたら、私の方が興奮しちゃった (ページ 1)

付き合って半年の陽介と萌香。絵画スクールで出会った頃は、クールで物静かな印象だった陽介だが、実は萌香の全てにヤキモチを焼いてはふてくされるという、メンヘラ男子でもあった。

 だから週末を陽介のアパートで過ごし、日曜日の夜に萌香が帰るときは、毎回陽介が駄々をこねるのが定番になっている。

 陽介の萌香への依存度は増していくばかりだが、萌香も甘え上手な陽介のお願いには、なかなか上手く断ることができない。

 もちろん好きだから一緒にいるのだが、萌香は陽介のキスもハグもセックスも大好きで、ベッドでは男らしい陽介に夢中になっていた。

 そんな週末、二人はいつも通り一緒にだらだらと過ごす予定だった。

 シャワーを浴び終わった萌香に、陽介が携帯に届いたメッセージを残念そうに読み上げた。

「明日、昼からリモート会議が入っちゃった」

「そうなの?じゃあ、邪魔にならないよう朝のうちに帰るから」

 陽介の会社はこうして突発的な仕事が時々入る。少し残念だけれど、仕事だから仕方がない。萌香は久しぶりに一人で映画でも見に行こうかと思っていた。

「あーあ。ほとんど決まった内容を確認するだけなのに」

 たとえ二時間ほどのリモート会議でも、仕事モードになることが陽介は嫌なのだ。しかも、会議の後に書類をまとめたりすることもある。

「ゆっくりしたかったのに」

「いつでもできるでしょ」

 そんな陽介をなだめるかのように、二人はたっぷり愛し合って眠りについた。

*****

 萌香は十時ごろに目覚めた。いつもならベッドでごろごろしているうちにセックスが始まるのだが、今朝はその時間はない。

 同じように目覚め、萌香の手首を掴んだ陽介の手を振り払い、ゆっくりと起き上がる。

「もう起きるの?」

「準備しないと間に合わないよ」

 コーヒーとトーストを準備し、寝起きの悪い陽介を起こす。手のかかる子供みたいだといつも思うけれど、この時間もすっかり慣れていた。

「今日はどこか行くの?」

「そうね、映画でも行こうかな」

「一人なのに?」

「たまにはいいでしょ」

「ダメ」

「なんでダメなのよ」

 部屋着から着替え、化粧をする萌香を拗ねた顔で陽介が見つめている。スウェットパンツをはきながら、びしっとネクタイをしている姿はアンバランスで可愛い。

 あと十五分ほどで陽介のオンライン会議が始まる。

「帰らないでよ」

「だって会議だし」

 1kの陽介のアパートだから、万が一萌香が映り込んでしまったら大変だ。それなのに、本当に帰ってほしくなさそうに甘える陽介を見ると萌香の気持ちが揺らぐ。

「ほんと一人で映画とか嫌だ」

「じゃあ家に帰るから」

「ここにいてよ」

「いいけどさ、会議中喋りかけたりできないんだし寂しいもん」

「寂しいなぁ」
 
 陽介がぎゅっと萌香を抱きよせた。タイトスカートに張り付くお尻をふんわり撫でる。陽介のハグが大好きなことを知っているくせに、こういうところが本当にズルい。

「わかったよ!陽介の会議が終わるまで隣で待つから」

 いつものように萌香が負けた。

「やった!」

 陽介がちゅっと萌香にキスをする。軽くフレンチキスのはずが、そのまま陽介が萌香の唇を荒々しく貪り始めた。

「んんっ…」

「うっ…、萌香、やばい勃ってきた」

「だ、ダメ…」

 なぜか陽介のスイッチが入ったようで、本当に朝勃ちかと思うほどカチカチに硬くなっているのがズボン越しにわかる。

「どうしちゃったの、ほら、準備…」

 舌を絡ませながら適当な会話をする二人。

「早くっ…、んっ、準備しなきゃ」

「うん」

 股間を膨らませたままの陽介が渋々パソコンの前に座ってセッティングを始めた。

 拗ねた顔をしている陽介を見ながら、たった数十秒のキスで濡れている自分も変態だと萌香は思う。

 陽介と愛し合うようになって感度が上がり、ふとした時に抱かれたくて気が狂いそうになることもある。

 陽介も同じだ。手を繋いだだけでアソコを膨らませることもあるし、萌香がフィットした洋服を着ているとムラムラが治まらないらしい。

 そんな欲望を必死に押さえ、陽介は仕事モードに切り替えた。

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