嫉妬深いヤンデレ男子となぜか付き合うことになった私。彼の濃厚なセックスに虜になっちゃう! (ページ 7)
その日、果歩は昔のバイト仲間と飲みに行く約束をしていた。飲み会は七時からで、きっといつもの通り終電まで騒ぐことになる。
久しぶりの友人たちとの再会で、果歩のテンションは高めだった。
するとバイト中の陸翔からメッセージが届いた。
「今日の飲み会、何時まで?」
「終電では帰るよ」
「何人男がいるの?」
「三人だよ」
「迎えに行こうかな」
「大丈夫。みんなと帰るから」
「俺に会いたくない?」
「今日は我慢するよ」
「僕は会いたい」
「また明日会えるんだから」
ハートマークをいくつも散りばめながら、陸翔の機嫌を損ねないよう文章を考える。付き合い始めて数週間、すねたキャラクターのスタンプが送られてきて、果歩はふうっと息を吐いた。
果歩は少しずつ理解し始めていた。陸翔の言う一途は、女性にとって束縛であるということを。元カノに振られた理由も、ただ重すぎたのではなく色々な怖さを覚えたに違いない。
そんな陸翔がセックスではたっぷりと女性を満足させてしまう。それがどんどん離れられなくなる理由になるのだろう。
「帰る前に連絡するね」
それ以上考えることが面倒になった果歩は、そのまましばらく携帯を放置し予定通りに飲み会へ参加した。
九時に陸翔のバイトが終わる。果歩は時計を気にしながら、またメッセージがいくつも届くのだろうと思っていたが、十一時になってもメッセージはこなかった。
そうなると、不思議なことに果歩の方が陸翔が何をしているのか気になって仕方がない。
気づけば、帰りに寄っていいかと果歩から陸翔にメッセージを送っていた。
一秒後、返事が届いた。もちろん、待ってると。
陸翔のアパートに到着したのは十二時半を回っていた。果歩が部屋に入るなり、陸翔は果歩を抱き締めクンクンと匂いを嗅ぎ始めた。そしてベッドになだれ込む。
「寂しかった」
「ごめんね、私だけ遊びに行って」
ディープキスで口を塞がれ、そのまま強引に洋服を脱がされる。陸翔のキスは、お酒が入った果歩を簡単に濡らし発情させてしまう。
「気になる男、いなかったの?」
「そんなのいないから」
「じゃあ僕のこと思い出した?」
「うん」
「ほんと?」
陸翔の手は果歩の素肌をまさぐり始め、スカートをめくりあげて両脚を固定した。
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