物静かなバーテンダーにいきなり物置に連れ込まれた!彼は意外と強引で… (ページ 2)
暗くて狭い倉庫の中で、二人の荒い息遣いと水音だけが響いている。
「あっ、んぁっ、あぁ、勇也、くん、深い…あぁっ!」
「…っ、はぁ、あかり、さん…気持ちいい、ですね…」
パン、パンと肌がぶつかる音がしてさらに興奮を加速させた。
壁に追い詰められ逃げ場のない私は、ただ勇也くんを受け入れて揺さぶられるしかない。
「あかりさん…。上、向いてください…」
「…?んっ!むぅ…」
思い出したように深い口づけを交わし、口内も下の口もぐちゃぐちゃにかき混ぜられた。
頭の中で行為の音だけが聞こえ何もかもわからなくなる。
私は朦朧とした意識の中で縋るように声を出した。
「あっ…なんで…勇也くん、こんな…んんっ!」
奥の気持ちいいところに彼の昂ぶりがぴったりと収まる。
ぎりぎりまで引き抜かれてはそこめがけて一気に打ちつけられるのを、もう何度も繰り返していた。
表情はほとんど変えずとも息の荒い勇也くんは、少し苦しそうに私を見た。
「あかりさんが、あんなこと、言うからですよ」
「…?」
「俺と、んっ、エッチしたいとか…そんなこと言われたら、もう我慢なんて、できるわけない…っ」
動きを止めないまま心情を吐露する勇也くんに、私の頭は混乱した。
「えっ…?我慢って…」
「…好きです、あかりさん」
ばちゅっと腰を動かし、また深いところまで昂ぶりが届く。
お酒と快感と彼の言葉で頭の中はクラクラだった。
「勇也くん…そうなの…?」
「ずっと好きでした。でも俺はただのバーテンダーであかりさんは客で…。俺からアプローチなんてとてもじゃないけどできなかった」
いつも静かな彼の瞳が、情熱に揺れる。
「我慢できずにこんなことまでして…嫌われたっておかしくないのに」
口では後悔を語りつつも、動きは止まらない。
「んっ、あぁ!あっ、そこ、だめっ…!」
「俺のものにできなくてもいい…せめて、一度だけでも思い出がほしい…!」
さらに激しくなる彼の動きに、私はもう限界だった。
「やっ、勇也、くんっ、私、また…イっちゃう、からぁ…ああっ!」
「あかりさん…好きだ、好き…あっ、あぁ…!」
どくん、と私の奥で彼が跳ねる。
そのまま倒れこむように二人で脱力していると、勇也くんが私をぎゅっと抱きしめてきた。
よく見るとかすかに震えている。
たまらず抱きしめ返し、彼の頭をそっと撫でた。
「勇也くん…あのね、私も勇也くんのこと、好きだよ…」
「…えっ?」
すぐに顔を向けてきた彼に、クスっと笑ってしまう。
「言うのが遅くなってごめんね。だから嫌ったりしないから…ね?」
申し訳なさそうな顔をしていた彼は、初めて見る満面の笑みでまた私を強く抱きしめた。
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