イケメン上司が好きすぎて、泥酔して上司にお持ち帰り♡彼はあま~く愛してくれて…
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イケメン上司が好きすぎて、泥酔して上司にお持ち帰り♡彼はあま~く愛してくれて… (ページ 1)
「…じゃあ、私が持ち帰られたいって言ったら、一緒にきてくれるんですか?」
彩加は唐突に、上司である真也にいじわるな質問をした。
今の状況は会社の飲み会。真也のことが好きすぎる彩加は、飲み会の席でもしっかり隣をキープしていた。
真也は、社内でもトップクラスのイケメンで、狙っている女性社員は数知れず。その中でただ一人、女性社員の彩加が教育担当に選ばれ、真也とお近づきになれたのだった。
ふわふわと視界がぼやけ、身体が火照った彩加の目には、真也が少し驚いているような表情をしているように見えた。
「全く…誰だ、こんなに彩加のこと飲ませたのは…」
真也は呆れたようにそう言うと、店員に水をもらい、彩加に手渡した。
「…とりあえずこれ飲め。話はそれからだ」
「え~?はぁい」
彩加はすぐにそれを飲むと、目が回った状態は少しだけ緩和されたように思えた。
「…すぐ立てるか?」
「へ…、立てますけど…」
「ほら、行くぞ。…俺の肩、使ってもいいから」
「あ…はい」
なんだか、夢を見ているようだった。
これって、もしかしなくても、受け入れてくれたって、ことだよね…?
そう思いながら、彩加は真也の肩に寄りかかりながら、席を立つ。
真也がほかの社員に何か言われているが、彩加の耳には何も聞こえなかった。
*****
それから何分経っただろう。
彩加は眠っていたのか、記憶がなかったのか、見慣れないベッドに寝かされていた。
いやに小ぎれいで、いやらしい照明。…間違いない、ここはホテルだ。
「気が付いたか?」
「…!」
声のする方を見ると、上裸の真也が水を飲んでいるところだった。
「ひゃっ!?真也さん!?ふ、服…!」
「あ?シャワー浴びたんだから裸なのは当たり前だろ。…ほら、彩加もシャワー、浴びて来いよ」
「あ…、そ、そうですね…」
彩加は、真也に言われるまま、シャワーを浴びに行く。
泥酔してたとはいえ、自分で蒔いた種だ。…しかし、まさか乗ってくるなんて、思ってもみなかった…。
彩加はシャワーを浴びながらぼんやり考えていた。
あんなに会社でモテているのに、私なんかでいいの…?いや、むしろ逆?モテるからこそ、他の女性社員とも関係を持ってる…?それは、いやだけど…。
酒を飲んだ後一人になると、どうしてこうも嫌なことばかりが浮かんできてしまうんだろう。
彩加はこれから始まるであろう行為が、自分だけの特別ではないかもしれない、と思うと、猛烈に虚しい気持ちになってしまった。
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