長年の片想いが爆発。こうなったらとことん彼を揺さぶると決めて… (ページ 4)

泣きたくないけど、止まってくれない。
不意に、体がぬるくなった。

「ごめん、悪かった。流れじゃないよ。俺だって、瑠璃いいなって思うの、ストッパーかけてたんだ。だから泣かんで」

抱きしめられたんだ。
那智の香りに包まれて、嫌なのに落ち着いてしまう。

そして、罪滅ぼしとでもいうように、優しく、とても優しくキスが落とされる。
額から瞼、涙が伝ったこめかみ…沢山ごめんと言いながら口付けられる。

でも次第に…
「…っん、っ」
首筋や耳の裏、掌に指先と、反応してしまう場所にもキスが落ちてくる。
そして、服の裾から手が入ってきて、待ちきれんとでも言うばかりにブラをずらして胸を揉んでくる。

「…やばいなー…」
なんとも言えない顔で、口元を覆う那智。
目を逸らしていたのに、私と目を合わせ直すと…

「お前の泣き顔…クるな。可愛くてもっと泣かしてやりたくなる」
「…あくしゅび…」

泣いてるせいで上手く発音できなくなった私に吹き出す那智。
…ムカつく。

「今日、挿れさせてあげない。てか、ちゃんと好きって、那智が確信して告白してくれるまでやだ」
「そんな殺生な」

「あたしは何年も苦しんだし、それくらい我慢して」
「…俺の、もうこんななのに」

しょぼんとする那智の首に手を回して、くるっと回転。
私が那智を押し倒したような体勢になる。

「…たくさん、焦らしてあげるね?」

私は自分の腰を前後にグラインドする。
下には那智の腰が丁度あって、固く主張したソレも当たっている。

「ちょ、それは生殺しすぎる…」
「我慢」

少し頬を赤くした那智が抗議してくるけど無視。
「…なぁ、触ってもいいよな?」
「んっ…聞くより先に触ってるじゃない」

そう。もう既に裾から侵入している那智の手。
私の横っ腹をさすったり擽ったりしていた。

そのまま服をまくり上げて、脱げと促してくる那智。
…結局脱いでしまうんだけど。

脱いだ途端に、胸に飛びつく手。
ずり下げられたブラに、チロチロと人差し指で固くて赤い果実が遊ばれる。

眉間に皺を寄せた那智がズボンを腿まで下げだした。
私のルームウェアの腰紐にも手をかけて、目線だけで脱げと促してくる。

お互いパンツになるけど、それさえも脱がそうとする那智の手に自分の手を置いてまた腰をグラインドさせる。

「お前、っ濡れてるのバレバレだぞ…パンツの上からなのにヌメリ伝わる…っ」

ズボンを脱いだから、さっきよりも那智の剛直の質感、温度感がより鮮明に伝わる。
那智の言う通り愛液が溢れていた私の下着からは、ぬち、っと音がする。

那智の先と、自分のクリトリスが擦れる角度とタイミングは、どうしても腰が跳ねてしまう。

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