イケオジの上司とベッドイン!大人のテクニックに身も心も虜になった私。
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イケオジの上司とベッドイン!大人のテクニックに身も心も虜になった私。 (ページ 1)
「主任って凄いらしいよ」
ランチを食べながら、ゴシップ好きの後輩たちが盛り上がっていた。
「やっぱりモテるんですか?主任って」
「なんか年下の彼女がいるらしいんだけど、その彼女が主任にどっぷりらしいよ」
「へー。ちょっと想像がつかないけど」
花菜はパソコンと向き合うふりをして、書類の隙間から後輩たちの会話に聞き耳を立てる。
その噂を流したのは花菜自身で、その彼女というのは花菜のことなのだ。
主任こと、直之と関係を持って半年。直之とのセックスで花菜の体はすっかり敏感になり、会社で直之を見かけただけでアソコが熱くなる。
それでも誰にも言えない社内恋愛ということもあり、花菜はほんの少し優越感を味わってみたかったのだ。
だから、わざと一番の噂好きのお局に噂を流した。そして、思ったよりも早く、話が二倍、三倍に膨れ上がって後輩たちがこそこそと話をしてくれている。
「いいよね、主任は大人の男って感じ」
たったこれだけの会話を盗み聞きしただけで、花菜はむらむらが止まらない。まるで昨日の直之とのセックスが続いているかのように、一瞬でパンティーを汚していた。
*****
一年前、直之は転勤で東京から静岡に異動してきた。輸入雑貨の卸業者として割と地元では知られているが、男性社員の異動が定期的にある会社だ。
主任と言っても、直之は三十九歳とまだ若く、花菜とは七歳違い。
当初、直之と同じフロアで仕事をしていたので、花菜は直之を認識していた。
初めの挨拶が好印象だったし、スラっと細身の長身と切れ長の目は嫌いではなかった。薬指に指輪をはめていないし、私生活の噂も全く聞かない。
花菜は会話をする機会もなかったが、直之のことを悪く言う人はいなかった。
そんな半年が過ぎたある日、取引先との食事会があると言って、部長が花菜と直之を指名した。
「悪いな。女性がいた方が雰囲気が和らぐから」
「わかりました」
週末は休みだし特に予定もない。会社のお金で、豪華な食事とお酒を飲みまくればいいと思っていた。部長と二人きりではないし、直之とも話すチャンスが出来たのだから好都合ではある。
当日、六時に仕事が終わると、申し訳なさそうに部長が花菜たちを待っていた。
部長と直之はそのままのスーツ姿だが、花菜は制服から私服に着替えた。
紺色の半袖のニット、黒の膝丈のスカート、グロスだけ塗って夜の華やかさに合わせる。
「私服だと感じが変わるね」
「いい意味ですか?」
「もちろんだよ」
直之がさらっと花菜を誉める。部長のご機嫌取りだろうが、それでも花菜は素直に嬉しかった。
三人でタクシーに乗り、予約していた料理店へ向かう。
タクシーの中で、部長と直之は資料に目を通していたので、花菜は邪魔をしないよう窓からの風景を見ていた。
「あ、こんなところに牛丼屋がある!」
新しくオープンした店を見つけ、思わずつぶやいた花菜。
「牛丼とか好きなの?」
直之がすかさずフォローを入れる。
「あ、はい。すみません。つい…」
「今度食べに行く?」
今度は部長が合わせてくれた。
「え?部長も牛丼好きなんですか?」
「まぁ普通にね」
「ぜひ、僕も誘ってください」
そういって雰囲気を壊さないよう、直之が引っ越してからの生活事情を花菜たちに話した。異動からか六か月、まだ段ボールも片付いていないこと。喫茶店がないから美味しいコーヒーに飢えていること。
クールに見えていた直之は、話し上手で聞き上手。部長の信頼も厚いのが納得できるなと、花菜は感じていた。
そうこうしていると、お店に到着した。
「絶対に無理はしないで」
「わかりました」
相手は男性三人でやってきた。白髪で声の大きい上司の隣で、愛想笑いだけしている部下たち。接待なんてこんなもんだなと実感しながらも、花菜はマメに動く。
ビールをグラスに注ぎ、大げさに相槌を打ったり、部長のためにできる限りのことをやった。
もちろん、花菜も乾杯からビールを飲み続けている。いつもよりも酔いが回っているような気もしたが、これも会社のためだ。自分の頑張りが人にためになることは花菜にとってはやりがいになる。
二時間ほど過ぎて、やっと場がお開きになった。
「ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
部長が固く握手を交わす。花菜も最後の愛想笑いをし、入口まで見送った。一気に緊張が解ける。
「大丈夫か?」
「はい」
直之が優しく声をかけてくれたが、花菜の酔いは急に回った。
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