久々に会った同級生とホテルでワインを飲んでたら朝まで激しく抱かれて…
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久々に会った同級生とホテルでワインを飲んでたら朝まで激しく抱かれて… (ページ 1)
「本当に久しぶりだね!今何してるの?」
「今は…」
今日は小学校卒業以来会っていなかった同級生と居酒屋に来ている。
卒業して10年、お互い成人となり色々変わったところもあるけれど、面影はやっぱりあるもので。
笑い方とかやっぱりあの時のままで懐かしい。
お互いの中学時代や高校時代の話しで盛り上がり、居酒屋を出た時にはあっという間に日付が変わっていた。
「あぁ~、楽しかった! 今日はありがとう。遅くまでごめんね」
「いいよ。俺も楽しかった」
「また…時間あったら飲みに行こうね」
帰り際、暗い夜道で話しながら歩いていると突然手を握られた。
「萌、まだ時間ある?」
「あるけど…どうしたの? 飲み足りないとか?」
冗談まじりにそう言ったものの、理人の雰囲気がいつもと少し違う。
握った手をぐいっと引き寄せられ、理人と向かい合う形になるともう片方の手で頬を包まれる。
「え…理人?」
「俺の初恋…萌なんだ。久々に会ってやっぱり可愛いなってずっと思ってた」
「そうだったの!?」
理人の初恋の話しは初耳だった。
まさか自分がその対象だとは思わなかった。
なぜなら、私の初恋相手は別の人で理人のことを恋愛対象として見たことがなかったから。
だから急な理人の告白に戸惑った。
「えーと…ありがとう…?」
どう反応して良いかわからずそう答えると、飲みなおそうと言われてブラブラと歩き始めた。
もちろん手は繋いだまま。
最近、こういうことがご無沙汰だったからか妙に緊張してしまう。
心の底で「もしかしたら…」なんて思ってしまう自分が恥ずかしい。
しばらくして着いたのはコンビニだった。
「どっかで飲むの?」
「そう。何飲みたい?」
「じゃあ久しぶりに赤ワイン飲もうかな」
缶チューハイやおつまみも一緒に買ってまた手を引かれて歩き出す。
そして着いたところはラブホテル。
「え? ここ?」
「うん。ここなら眠くなれば寝たらいいし、帰りたくなれば帰っていいし」
ね?っと微笑まれて何となく断れずに中へ入った。
久々に入ったラブホテルは割と綺麗目なお部屋で、ゆったり座れるソファに腰かけた。
テーブルに買ってきたお酒とおつまみを並べて再び飲み始めると緊張もほぐれていく。
赤ワインで良い感じに酔っぱらった私に理人が言う。
「本当にずっと好きだった」
「さっき聞いたよ」
グラスを持ちながら答えた時、理人の指先が近寄ってきて、グラスに入りそうな私の髪の毛を優しくはらった。
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