立ったままの体勢でエッチしていられるか？という話から、彼氏と実際に試すことになってしまいました

軽いノリで、立ったままエッチしていられるか？なんて話に売り言葉に買い言葉で「それくらい余裕！」なんて言ってしまったのがまずかった。「そんなに言うなら試してみる？ダメだったらお仕置きだけど」という彼の言葉に頷いていたのだ。そのときは本当に余裕だと思って。

後ろから羽交い締めにされ、耳元で彼の声が響く。

「…っ、…ぅあぁッ！」

クリを指先でなぞられ、そこに意識が集中していると、見透かしたように乳首をキュッとつままれて声が漏れる。刺激されるのに比例して徐々に潤う秘部に、羞恥心が増す。

ぬるり、と愛液を掬われて「もうこんなに濡れてるの？」と笑い含みに問われれば、余計に濡れていく自分が浅ましい。

「指、いれるよ」

「…待っ…んんっ！！」

ぬち、と音をたてながら侵入してきた指を無意識にきゅうきゅうと締め付けてしまう。導かれるように入ってきた指先がいいところをかすめる。一定のリズムで刺激してくるそれにたまらなくなって、合わせるように腰が揺れていく。

「ンっ、…ッ、…ぁ…！」

「かわいい、そろそろイきたい？」

「ぅ…ぁ…、」

「それじゃ分かんないよ、教えて」

「ゃ、も…イきた…い、…～ひぁっ！！！！」

中を刺激する指とは別に、親指が同時にクリを撫でてきてたまらずビクビクと体が跳ねる。こんなの、すぐ、いっちゃう。

「だ、め…ぇ！…ン、いぅ、いっちゃ…ァアッ！！」

中が痙攣して、体も不規則に震える。昴が支えてくれなかったら、床へと崩れ落ちていたかもしれない。達したままのぼんやりとした思考に浸ろうとするも、すぐにまた彼の指が動き出すから一気に思考がそちらへと戻される。

「やぁ…っ、いった、イったからぁ…！ひぅ…ッ」

「だめだよ、今日は立ったまま気持ちよくなろうね」

敏感になった体が、続く刺激に悲鳴をあげた。首筋をなめられながら、胸の尖りを柔く握りこまれるだけでたまらないのに、さらに秘部の奥をくちゅくちゅと細かく動かされれば再びあっけなく達した。

「ーーーッ！！」

…のに、まるで関係ないと言うように、今度はクリを押し潰したり、爪先で軽く引っ掻いたり。連続でイかされて境目すら曖昧なまま、また絶頂へと落とされる。脚ががくがくとふるえて、これ以上は立っていられない。

「や…も、むり…」

降参だ。何をされてもいいからもうベッドに連れてって。と言うつもりが、彼の声に遮られる。

「大丈夫、支えててあげるから」

「へ、ぁ？……ん、くぅぅっっ！！！」

ぐぷん！と一気に私へと突き立てられた彼の剛直に、備えてさえいなかった心と体が混乱のまま快楽に溺れる。

「あっ、ア、ァアあっっ！！！」

「すごい締め付け…早苗、挿れられてイったでしょ」

「ぅ、あ…っっ！いっ、たから…やめ…！！」

ぐうっと容赦なく奥へと差し込まれるそれに、目の前がチカチカと白んだ。

「～っ！！！！…やぁぁ…！！！！」

あまりに深いオーガズムを逃そうと身体が暴れる。同時にプシャッ！と排尿感にも似た何かにさらに身悶える。

「わ、潮噴いたんだね、すごい」

「や…っ、もぉ、や…だ…、ンッ、ん、ア…！」

泣きながらの制止も聞かずに、ピストンをされて、その度に軽く何度も果てる。