大好きな幼馴染みが突然の結婚宣言!?ショックを受けた俺は我慢できずに…
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大好きな幼馴染みが突然の結婚宣言!?ショックを受けた俺は我慢できずに… (ページ 1)
「は?け、結婚…!?」
「うん、そろそろしようかなと思って」
「待て待て待て!この間付き合ってた奴とは別れたんだよな!?」
「最近またできたの。友達の紹介で知り合った人。付き合ってまだちょっとしか経ってないけど、あたしもそろそろ結婚しなきゃならない年でしょ?今年で二十九だもん。だからもういいかなって」
「もういいかなって…そんな軽く決めていいのかよ…」
俺は苛々しながらビールをあおった。
由紀は幼稚園の頃からの幼馴染みだ。
大人になった今も、こうして定期的に居酒屋に集まっては、酒を飲んでいる。
明るくて可愛い由紀のことが、俺はずっと好きだった。
でも、距離感が近すぎてなかなか告白できないまま、気づいたら社会人に…。
その間由紀は当然いろんな奴と付き合っていたけれど、どいつとも長続きしないまますぐに別れていた。
だから正直安心していたし、まさかこんな突然結婚を決めてしまうなんて、思いもしなかった。
その夜、俺は自分でも信じられないくらいベロベロに酔っ払った。
居酒屋を出た後も、由紀に肩を貸してもらわないと歩けない。
まさかこんな醜態を晒すことになるとは…。
「も~、どうしたのよ。いつもこんなに酔わないじゃない」
「うるせえ…」
「それにさぁ、あたしの結婚、おめでとうくらい言えないわけ?幼馴染みなのに酷いじゃない」
「うるせえ…!」
俺は思わず由紀の腕を掴み、壁に押しつけた。
「おめでとうなんて、言えるわけないだろ…!」
「…どうして?」
「俺は、ずっとお前のこと…!」
由紀の目はわずかに潤んで、何かを期待するみたいにじっと俺を見つめている。
そんな可愛い顔をされたら、もう我慢なんてできなかった。
「んっ…!」
俺は由紀を壁に押しつけたまま、唇を奪った。
柔らかい、温かな感触に、カーッと顔が熱くなる。
「由紀…好きだ。お前のことが好きなんだよ…!」
「悟…」
こんなことして、嫌われただろうか。
もう、ただの幼馴染みですらいられないだろうか。
酔いに任せて、酷いことをした。
項垂れた俺の頬を、彼女が両手で挟み、自分に向ける。
「あたしも、悟のことずっと好きだよ」
そして、さっきとは比較にならない、情熱的なキスをされた。
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