クライアントのセクハラに悩む私。枕営業を疑われ、激しくお仕置きエッチされちゃう…
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クライアントのセクハラに悩む私。枕営業を疑われ、激しくお仕置きエッチされちゃう… (ページ 1)
「来季ののぼりと横断幕、お願いしちゃおうかな。今は他社がやってるんだけどさ、営業担当がこんなに可愛い子だったら、仕事あげたくなっちゃう。ね、若菜ちゃん」
クライアントの外食チェーンの宣伝部長はそう言うと、私の全身に舐め回すような視線を注ぐ。
きもっ。
若菜ちゃんと呼ぶのはやめてくれ。
「さ、応接室こっちだから」
部長はそう言うと、私の腰に腕を回し、お尻を撫でる。
憧れのグラフィックデザイナーになってみたものの、あまりの激務に身体が持たないと思い、デザイン会社の営業に転職したばかりなのに、先が思いやられる。
上司によると、このクライアントは、発注先を気分次第で変える曲者で、うちともう一社の同業他社が、いつも振り回されているらしい。
「おたくの会社には何度も仕事してもらってるから、説明はいいよ。ちょっと大口の発注しようかと思ってんだけどさ、若菜ちゃんって、ゴルフ好き?」
「ええまあ。下手ですけど」
ラウンドは数回しか回ったことがない。
「そっか、じゃあ教えてあげるから、ちょっとスゥイングしてみて」
こ、ここで?
これも仕事のうちと思い、私は立ち上がり、ゴルフクラブを構える振りをする。
「だめだなあ。もうちょっと脚を開いて」
太腿を撫で回される。
「ひじは胸から離しちゃだめ」
そう言うと、部長は私のひじを持って、おっぱいを触る。
「振ってみて…だめだめ。もっと腰を捻らないと」
スゥイングに合わせてウエストを背後から掴まれて、捻りながらお尻を撫でられる。
「若菜ちゃん、今度一緒に回ろう。もちろん泊りで」
「あの…上司と相談します」
「せっかく大口発注しようと思ってたのになあ…」
「では、見積もりできたら、またご連絡差し上げますね」
私は逃げるように応接室を後にした。
くっそー、セクハラ部長めっ。
社に戻って、上司に大口の発注が取れそうなことを報告すると、大げさに喜ばれた。
でもセクハラに関しては、それも仕事のうちだと、ちっとも取り合ってもらえない。
はあ。
このもやもやを誰かに話して憂さを晴らしたい。
友人たちに連絡を取ってみたけど、みんな予定があって全滅だった。
そうだ、マッチングアプリ。
登録はしてみたけど、ほとんど使ったことがなかった。
ヤリ目ではなくて、今日これから会えそうな人を探した。
できれば営業の苦労をわかってくれる人がいいなあと思って、プロフに書いたら、航くんという営業職の人とマッチングして、会うことになった。
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