入院中の彼氏の病室で、こっそり隠れてお布団の中で密着いちゃらぶえっち…♡
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入院中の彼氏の病室で、こっそり隠れてお布団の中で密着いちゃらぶえっち…♡ (ページ 1)
コン、コン…
「はい」
病院の真っ白な個室のドアを、軽くノックすると向こう側から聞き慣れた彼の声。
その声を確認してから入室すると、今風のナチュラル家具が配置された病室の真ん中、ベッドの上で新が片腕を上げて出迎えてくれる。
怪我をして、入院といわれた時は冷や汗をかいたけど、元気そうで安心した。
「新、大丈夫?」
ベッドの隣に置いてある椅子に座ると、新は右手に巻かれたギブスを指差し苦笑い。
新の話によると、ちょっとした不注意で腕を骨折してしまったとのこと。
担当の先生からも念のための入院で、数日後には退院して通院に切り替わると説明されたそう。
「もう、気をつけてよね。心配したじゃん。」
「ごめん、ごめん。でも、来てくれてありがとな。」
「どういたしまして。あ、これ…ケーキ買ってきたけど食べる?」
「あ、俺の好きなやつじゃん!」
「そう、ここに来る途中に寄ったんだ〜」
「サンキュ、じゃあ一緒に食べるか」
「そうだね!フォークフォーク…」
ガサガサと、袋を漁ってプラスティック製のフォークを2本取り出して片方を新へ手渡す。
しかし、彼はそれを受け取らず、代わりに怪我をした腕に、ちらりと視線を向けた。
…まさか。
「もちろん、食べさせてくれるよな?」
こういう時しかできないし、と続けて彼は笑った。
付き合ってもう数年経つのに、いつまでも恋人同士の甘い時間を大事にしてくれる新。
そんな所が好きだけど、こうして面と向かって言われると、どうしても照れてしまう。
*****
「ほら、新…口開けて?」
「ん…」
新の好きなケーキを一口サイズに掬って口元に運ぶ。
大きく口を開いた新がちょっと可愛い。
「やっぱ、ちょっと照れるな。」
「新が言い出したんでしょ。ほら最後まで食べてよね。」
「そうだけどさ…あ…」
ぼと…っ
口元に運んだフォークが滑って、白い生クリームが彼の服の内側に入り込んでしまった。
「あ〜!もう、新が動くから…」
「悪かったって…あ〜結構下まで落ちてるな、はぁ…」
襟元をぐい、っと伸ばし中を覗き込んでボヤくと、新はひとつひとつボタンを外し始める。
ボタンを1つ外すごとに、程よく引き締まった胸板が晒される。
そんな彼の体の中心辺りに肌を滑ったであろう生クリームの跡が下へ伸びていて、思わず喉がごく、っと鳴った。
…なんか、ちょっと…変な感じ。
「ちょっと待って、拭くもの…何か無いかな…」
そう言って辺りを見回すと、ベットサイドにタオルがあるのを見つけて、反射的に手を伸ばした。
パシッ…!
「え…?」
タオルに伸ばした手を掴まれ、思わず声が出てしまう。
「新…?」
「なぁ、あおい…これ舐めて取ってよ」
新の目線の先には勿論、肌についた生クリームの跡。
「え…でも…」
「大丈夫だって、さっき看護師さん来たばっかりだから…暫く、誰も来ない」
「でも…流石に…その…」
「あおい」
「…っ」
「早く、取って…?」
新は、たまに意地悪だ…絶対に、生クリームを舐め取るだけじゃ済まないって、わかってる癖に。
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