犬には躾が必要ですー犬のようにぺろぺろ、チュパチュパしてくる後輩君を躾けました

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犬には躾が必要ですー犬のようにぺろぺろ、チュパチュパしてくる後輩君を躾けました (ページ 1)

陽菜は入社5年目のこの春、新入社員の教育係に任命された。

(あー自分の仕事もあるのに、面倒だな)

内心そう思っていた陽菜だったが、その新入社員の岸本を上司から紹介された時、驚きと喜びの両方の気持ちを持ってしまった。

(えっ、何この子?!すこぶるイケメンじゃん!)

陽菜がそう思った時、岸本は、

「陽菜先輩。ご指導の程、宜しくお願い致します」

と深々と頭を下げた。

*****

その一週間後、新入社員歓迎会があり、陽菜と岸本は同じタクシーで帰路についていた。

「岸本君ごめんなさい。最近寝不足で、少量のお酒で気分が悪くなってしまって…」

「いえ、大丈夫ですよ。帰る方向が同じで良かったです。いつもお世話になっていますので、今日は送らせて下さい」

陽菜は岸本に支えられながらタクシーから降り、2人でマンションの部屋前まで来た。

「岸本君も大分飲んだでしょう。うちで少し休んでいったら?」

「えっ?!いや…もう遅いですし、悪いですよ」

「岸本君、関わった事は最後まで責任持たないと」

*****

「岸本君、お水持ってきて」

結局、岸本は陽菜に促されるまま部屋に入ってしまった。

今、陽菜は居間のソファで横になっている。

岸本は陽菜に言われるまま水を持ってきたが、スカートを捲り上げて倒れ込んでいる陽菜を見てムラムラと気持ちが高鳴り、一気に酔いが醒めてしまった。

「陽菜さん、お水です」

岸本は陽菜にお水を渡し、陽菜がお水を飲み終わった途端に、

「陽菜さん、こっちの方のご指導もお願い致します!」

と、深々と頭を下げた。

「こっちのご指導?!」

同じく陽菜の方も、岸本の言葉で酔いが醒めてしまった。

「はい! 陽菜さんの犬になりたいです!」

岸本はそう豹変し、寝ている陽菜の胸に顔を埋めた。

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