真夏の夜、停電した部屋でびしょびしょに濡れて何度も絶頂を迎えた幸せなエッチの話
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真夏の夜、停電した部屋でびしょびしょに濡れて何度も絶頂を迎えた幸せなエッチの話 (ページ 1)
「…っん…あっ」
「ユキの声いつもよりエロく感じるわ」
「やめて…んっ…」
クロシェ編みのキャミソールを捲し上げて空の手がツツーっとお腹をなぞる。
「…んふふっくすぐったいよ」
「ユキはくすぐったがりだよなあ」
他愛もない言葉を交わすと、どちらからともなくお互いに相手の体を引き寄せて抱き合った。
とても暑い真夏の夜。触れる体は汗でびっしょりだ。
「…こんなときに私たち何してんだろう…」
近づけた顔を見あって笑う時間が愛おしいと思った。
「なんか時間がとまったみたいだねぇ…」
「停電なんて滅多にないのにな」
「空といると何かとハプニングがある気がする」
「俺なんか持ってんのかもな」
「デートの日は大体雨だしね」
「うるせえ」
空の低くてちょっぴり鼻にかかった声が好きだ。
付き合って二年。もうだいぶその声にも慣れてしまったけれど、暗闇の中で敏感になった聴覚のせいか、まだ片想いだったころのドキドキが耳から心臓に伝わってきた。
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